同時代作家を日本に紹介し、古典を訳し直す。音楽にまつわる文章を翻訳し、アンソロジーを編む。フィッツジェラルド、カーヴァー、カポーティ、サリンジャー、チャンドラー。小説、詩、ノンフィクション、絵本、訳詞集…。1981年刊行の『マイ・ロスト・シティー』を皮切りに、訳書の総数七十余点。小説執筆のかたわら、多大な時間を割いてきた訳業の全貌を明らかにする。
村上春樹の書いた本はほとんど読んでいるが、さすがに翻訳本は読んでいないものも多い。読もうと思ってたんだけどなあとか、こんなのもあったのかとか思いながら、村上春樹の解説を読んだ。
柴田元幸との対談は、この本の中の解説や過去の別の本の内容とかぶるところも多かったね。ただ、村上春樹ファンなら持っていてもいい一冊でしょう(カラーページも多いし)。
村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事 | |
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