僕の名はアラム、九歳。世界は想像しうるあらゆるたぐいの壮麗さに満ちていた―。アルメニア移民の子として生まれたサローヤンが、故郷の町を舞台に描いた代表作を新訳。貧しくもあたたかな大家族に囲まれ、何もかもが冒険だったあの頃。いとこがどこかから連れてきた馬。町にやってきたサーカス…。素朴なユーモアで彩られた愛すべき世界。“村上柴田翻訳堂”シリーズ開始。
基本的に悪い人は1人も出てこない。アラムと彼のいとこやおじさんの話。おじさんたちはみんなちょっとズレてるんだけど憎めない。素朴な話が多くて、読んでいてずいぶん和んだ。
僕の名はアラム (新潮文庫) | |
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