ドメーヌ・ジャン・ミシュロ・ポマール・1er・レ・シャルモ 2004

ジャン・ミシュロは、日本にはあまり流通しておらず、知名度はそれほど高くない生産者です。 当主であったミシュロ氏は、昔ながらの栽培・醸造方法を守り、ポマールを拠点として素晴らしいワインを造り続けてきました。 フランス国内で付き合いのあるレストランさんを大事にされており、ワインショップにはほとんど卸さないという姿勢を取っています。地元レストランの為に、全部を売らず一定の量の古酒をカーヴにて熟成させていました。
2011年の夏に、ショッキングなニュースがブルゴーニュを駆け巡りました。
73歳まだまだ現役として畑で作業をしていたジャン氏が不慮の事故で他界。その後、カーヴに保存していた古酒をご家族の方がリリースされ、こうして日本でもご紹介できるようになったという経緯があります。 現地フランスでも、オールドヴィンテージのコンディションには定評があったジャン・ミシュロ。
最後まで現役で畑仕事に力を注いでいたミシュロ氏の気持ちを考えると、ぜひとも、オールドワインを愛する方へ手に取って頂きたいものです。

ウメムラのお勧めブルゴーニュ(赤) 4本セットのうちの1本。10年以上の熟成といういうことで、かなり液体はこなれていた。十分に美味しかったが、これに官能的な香りが加わってくれると、更に良かったのだが、残念ながらそこまでではなかった。