ドメーヌ・アガット・ブルサン・ピノ・ノワール・ストラゲンベルグ 2012

アルザスの中央、コルマールより南西に程近いウェスタルテンに拠点を持ち、約6ha(グランクリュ3ha)を所有する女性生産者。曽祖父母の代からブドウ 栽培をしており、4代目にあたるアガット・ブルサンが2003年より、醸造までに手塩にかけて手掛けています。とてつもない急斜面な畑の為、ほぼ手作業で の畑仕事。アルザスグランクリュの中でも群を抜いて標高の高いツィンコップレを中心に、それぞれ土壌の異なる4区画を、化学肥料や農薬に頼らない管理。 樹齢は畑ごとに様々で、若木は6,7年のものから最も古いものは100年を越える樹も。収穫をしながら粒ごとに選果をし、優しくプレス、温度管理のできる ステンレスタンクで天然酵母にて発酵を待ちます。24ヶ月かけて澱が落ち着いたら、清澄、濾過もなく瓶詰めします。SO2は瓶詰時に少量を入れるのみ。このピノは見事に美味しくアルザスでも最上級のピノと言えます。25hlと大変低収量ながらブルゴーニュに引けをとらない凝縮した果汁で、20か月の樽熟成を経てノンフィルターで瓶詰めされます。

湘南ワインセラー若宮大路店にて購入。湘南ワインセラーの実店舗で買った2本のうちの1本。ネットには載せていないもので良さそうなものをということで選んでもらった。
これが実に美味しかった。ピノ・ノワールらしい腐葉土ちっくな香りもあり、2012年と若いのに液体がすごくまろやかだった。このまろやかさはタダモノじゃない。
まあ、お値段もそこそこするんだけど、この造り手は要注目だな。



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