名探偵リンカーン・ライムに持ち込まれたプロの殺し屋による殺人。だが現場には犯人の痕跡が何もなかった。「犯人は犯罪の現場に必ず微細な証拠を残す」という原理を裏切る難事件を描く「ロカールの原理」他、多彩なドンデン返しであなたを驚愕させる16の物語。だまされる快感を満載した巨匠の短編集。
前作「クリスマス・プレゼント」の原題が「Twisted」で、今作の原題が「More Twisted」。確かに捻りは増しているが、「シライ」ほどではないかなw。捻って、捻って、捻っているので、最後もこう来るかと身構えていると、そうはならないのねっていう作品もあった。ライムものの短編「ロカールの原理」は短編なんだけど、ちゃんと長編の雰囲気をまとっていてなかなか良かった。
- 作者: ジェフリーディーヴァー,Jeffery Deaver,池田真紀子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/08/06
- メディア: 文庫
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