第四回 市馬・文治二人会(横浜にぎわい座)

柳亭市馬桂文治:対談
桂たか治:道具屋
柳亭市馬:長短
桂 文治:死神


(仲入り)


桂 文治:鈴ヶ森
柳亭市馬:七段目

冒頭は対談。体育の日からオリンピックの話になって、さっそく市馬が美声を披露してくれた。隣の席のおじさんがやけにテンションが高くて参ったなと思ったが、落語になったら意外と静かだった。
「死神」は呪文とサゲをどうするかが注目だが、呪文は「アジャラモクレンにぎわい座テケレッツノパッ」というあっさりしたもの。サゲもばったり倒れて終わるという、あまりアレンジのないものだっった。
桂文治は初めてだったけど、「死神」よりも「鈴ヶ森」の方がよかったね。やっぱり賑やかで面白おかしい噺の方が合っている。涙が出るくらい笑った。
トリの市馬は「七段目」。この人は何やっても上手いけど、こういうのも上手いね。
落ち着いた市馬と賑やかな文治ということで、なかなかいい組み合わせの二人会でした。