村上春樹が選んで訳した9編のラブ・ストーリー + 書き下ろし短編小説
マイリー・メロイ 「愛し合う二人に代わって」
デヴィッド・クレーンズ 「テレサ」
トバイアス・ウルフ 「二人の少年と、一人の少女」
ぺーター・シュタム 「甘い夢を」
ローレン・グロフ 「L・デバードとアリエット」
リュドミラ・ぺトルシェフスカヤ 「薄暗い運命」
アリス・マンロー 「ジャック・ランダ・ホテル」
ジム・シェパード 「恋と水素」
リチャード・フォード 「モントリオールの恋人」
村上春樹 「恋するザムザ」(書き下ろし)
タイトルも装丁も村上春樹らしくないなと思っていたら、中身は村上春樹らしかった。いかにも村上春樹セレクトといった感じの作品が並んでいる。
各作品の後ろに村上春樹の短評と恋愛甘味度と苦味度の★が付いているのが珍しい。★自体はあまり意味が無いけど、短評は面白かった。
個人的には、ストレートな恋愛系ではマイリー・メロイ の「愛し合う二人に代わって」、大人の恋愛系ではリチャード・フォード の「モントリオールの恋人」が良かったね。もちろん、村上春樹の 「恋するザムザ」もなかなか良かった。
恋しくて - TEN SELECTED LOVE STORIES
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2013/09/07
- メディア: ハードカバー
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