パシフィック・ネーションズカップ 日本代表 vs カナダ代表

ラグビーのパシフィック・ネーションズカップは19日、名古屋市瑞穂ラグビー場で行われ、世界ランキング15位の日本は同13位のカナダを16-13で破り、初勝利を挙げた。
 日本は前半を0-3で折り返した。6-10となった後半に五郎丸がトライを決めて逆転。同点とされたが、五郎丸のPGで勝ち越した。
 15日に強豪ウェールズ代表から歴史的勝利を挙げた日本は、パシフィック杯の成績を1勝2敗とした。カナダは3勝1敗。日本の次戦は23日に、東京・秩父宮ラグビー場で米国と対戦する。日本の優勝の可能性は既になくなっている。
 フィジーは35-10で米国に勝ち、2勝1敗。米国は3敗となった。

昔、将棋の棋士で「勝つことは偉いことだ」と言った人がいる。まさにその通りで、いい試合しても勝たなければ意味がない。この試合、内容はあまりよくなかったが、勝ったことに意義がある。
前半はほとんどアタックできなかったし、後半も攻めてはミスを犯すの繰り返しでフラストレーションが溜まった。ただ、粘り強く守って、あまり失点しなかったのが大きかった。五郎丸の逆転トライのシーンは素晴らしい連続攻撃だったね。
以前よりは大分逞しくなった日本代表だが、トンガやフィジーに負けたように、突出した「個」の力でゴリゴリ来るチームには弱い。その辺をどう克服していくかが今後の課題かもしれない。