夢を売る男(百田尚樹)★★☆☆☆ 6/4読了

敏腕編集者・牛河原勘治の働く丸栄社には、本の出版を夢見る人間が集まってくる。自らの輝かしい人生の記録を残したい団塊世代の男、スティーブ・ジョブズのような大物になりたいフリーター、ベストセラー作家になってママ友たちを見返してやりたい主婦…。牛河原が彼らに持ちかけるジョイント・プレス方式とは―。現代人のふくれあがった自意識といびつな欲望を鋭く切り取った問題作。

妻が図書館で借りたものをついでに読んだ。どちらが先なのか知らないが、東野圭吾の『歪笑小説』に部分的によく似ている。
面白くなくはないんだが、最後を感動的に終わらせちゃうところが、予定調和的で残念だった。

夢を売る男

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