仕事。というか会社の話です。私は会社員を10年やったという経験の持ち主です。ふ。みなさんの中にはアルバイトをしている人も多いでしょう。その目的は言うまでもなく、生活の糧、お金を稼ぐことです。もちろん会社員だってそうです。しかし、昔はお金というより、仕事自体が生きる目的になっている会社員も多かった。今でもずいぶんそうでしょう、国民性でしょうか。「会社」ってなんだったんだろう、って震災後思ったりしています。
演劇的な抽象や象徴みたいなことでは少しもなくて、ただ単に、例えば、わたしはあなたが嫌いで仕方がない。しかしこの仕事のために好きになる努力をしている。もし、仕事を一緒にしていなかったら、とっくにあなたを殺しているだろう、大げさに言えば。あなたはこの仕事のおかげでわたしに殺されずにすんでいるのだ、みたいなことです。よろしくお願いします。
(青年団の山内健司さんとは別人のかつて会社勤めをしていた山内ケンジ)
作・演出:山内ケンジ
出演:鈴木浩介 石橋けい 岡部たかし 岩谷健司 金子岳憲 松本まりか 白石直也 松澤匠 吉田彩乃
2013年6月7日(金)〜16(日)@東京芸術劇場シアターイースト
『エレノア』を観た時に入っていたチラシで気になって、チケットを取ってみた。
城山羊の会は全く初めてだが、3,500円くらいだとチケットも取りやすい。こういうのが当たりだと喜びも大きんだよな。果たしてどうなるか。