64ロクヨン(横山秀夫)★★★★★ 3/14読了

警察職員二十六万人、それぞれに持ち場があります。刑事など一握り。大半は光の当たらない縁の下の仕事です。神の手は持っていない。それでも誇りは持っている。一人ひとりが日々矜持をもって職務を果たさねば、こんなにも巨大な組織が回っていくはずがない。D県警は最大の危機に瀕する。警察小説の真髄が、人生の本質が、ここにある。

参ったね。こんな面白いの読んじゃったら、当分他の警察小説読めないな。
このミス1位も大納得だな。
ジャンル分けすれば警察小説なんだろうけど、親子問題、夫婦問題、上司と部下の問題、組織の問題、等々色々な要素も盛り込まれている。それでいてミステリーとしても一級品だ。ラストの怒涛の展開には度肝を抜かれた。この本はみんな読んだほうがいいね。

64(ロクヨン)

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