KAKUTA 第23回公演「秘を以て成立とす」@シアタートラム

前回公演『Turning Point –分岐点-』から約1年、本公演『ひとよ』からは約1年半ぶりとなる、桑原裕子書き下ろしの長編最新作。
シアタートラムでは7回目の公演となります。
1年間様々な分野で活動し、力を蓄えてきたKAKUTAメンバーに加え、強力なベテランゲスト出演陣を迎えてお届けします。


作・演出:桑原裕子
出演:
【KAKUTA】成清正紀、若狭勝也、原扶貴子、野澤爽子、高山奈央子、佐賀野雅和、ヨウラマキ、桑原裕子
【GUEST】清水宏、藤本喜久子、瓜生和成(東京タンバリン)、吉見一豊(演劇集団円
場所:シアタートラム(三軒茶屋
日程:2013年3月1日(金)〜10日(日)

KAKUTAは『甘い丘』、『ひとよ』と来て今回が3本目。今回が一番良かったね。というか、他の劇団の芝居と比べてもこの『秘を以て成立とす』はかなり良かったね。
三重人格の主人公(吉見一豊)の別人格を成清正紀と清水宏が演じている。最初はそれが分からないから「?」となるのだが、途中で観客にも分かるようになっている。
脚本も良かったんだけど、劇団員と客演陣との融合が見事だったんだよな。誰かが突出して目立つという訳でもなく、誰かが足を引っ張るでもなく、実にチームワークのいい座組という感じだった。そんな中、銀子役の桑原裕子が笑わせ役でおいしかったね。
席も最前列だったし、すっかり堪能しました。