りょうりにん みわ(ディナー)

KAATでの『ZERO COST HOUSE』の後にネットで見つけて気になっていたこちらのお店へ。ビルの2階にあって、靴を脱いで上がるようになっている。カウンターが主体でテーブル席は1つ。割烹のような感じだが、フレンチのお店である。
大体皆さんおまかせコースを頼むようだが、9時半過ぎの入店だったので、アラカルトにすることにした。注文したのは、スプーン一杯の幸せ、白子のムニエル、シャラン産鴨胸肉のロースト、それからグラスのシャンパン。白子のムニエルの時にグラスの白。グラスワインは泡、白、赤とそれぞれ1種類しかない。グラスの赤がボルドーだったので、ブルゴーニュはないですかと尋ねると、前のお客さんのボトルの残りを持ってきた。アンリ・グージョのニュイのプルミエで、何と1988年。しかし、澱がすごくて普通には出せないということで、サービスで出してくれた。1988年なんて飲んだことがないのだが、タンニンがきつかった年らしく、25年経った今でもかなりタンニンが感じられた。その後、メニューに載っているグラスの赤も注文した。比較的飲みやすいタイプのボルドーだった。
もう少し食べられそうだったので、デザートに苺のミルフィーユ、それからコーヒーも注文した。
カウンター主体のフレンチということで、「ぶらん」の代わりになることを期待したのだが、グラスワインが1種類しかないのでは無理だった。一人で食べに来てボトルはなかなか頼めないので、グラスワインの種類が少ないというのは一人客には致命的である。
料理はそれなりに美味しかったが、総合的にみて、個人的にはちょっと再訪はないかなという感じだった。



りょうりにん みわ

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