大学選手権決勝

ラグビーの第49回全国大学選手権決勝は13日、東京・国立競技場で行われ、帝京大が39―22で筑波大を破り、史上初の4連覇を達成した。優勝4度は同大と並ぶ歴代4位。筑波大は国立大初の優勝はならなかった。
 帝京大は強力FWに加え、バックスの展開力でも主導権を握り、前半8分に磯田、同19分に中村、同32分に小野がトライ。筑波大の反撃を1トライなどに抑えて、22―10で折り返し。後半も攻撃の手を緩めず、3トライを加えて突き放した。筑波大は後半終盤に2トライを返したが、及ばなかった。
 両校は2月2日開幕の日本選手権に出場する。

文句なしの優勝だ。対抗戦では筑波がベスト・パフォーマンスを見せて快勝したけど、帝京はきっちり修正して、ピークを選手権の決勝に合わせてきた。
組織もさることながら、帝京は個々の選手が強い。体が分厚いし、タックルされてもなかなか倒れない。これで、フォワードも強くて、バックスも速いんだから、ほとんど非の打ち所がない。
筑波はスクラムを押されるのは想定内としても、ラインアウトを取れなかったのが痛かった。タッチを狙ったペナルティキックをミスしたのも大きかった。攻めこんで、あれだけミスをしては勝てない。
帝京は4連覇を達成してしまったが、来年の5連覇を止めるのも至難の業になってきたな。他の大学には奮起を促したい。それから、日本選手権でのトップリーグとの対戦も楽しみだな。