ペテカンvol.36『ワルツ』@赤坂RED/THEATER

「もういいかい?」「まぁーだだよ」「もういいかい?」「まぁーだだよ」
僕はずっと探してる、見えない君を探してる。
「新しい恋しても もういいかい?」「まぁーだだよ・・・嘘、もういいよ」
もうここにはいない、君に背中を押されてやっと出来た恋の相手はね、
君にどこか面影が似てるんだよ。そりゃそうか、だって、だって君の妹だもの・・・。


ダンス教室に通う、いろいろ壊れた愉快な大人達が、
亡き妻のことを忘れられないダメダメ主人公、権ちゃんを今日も笑顔で取り囲む。
ちょっとさえないおじさんの、「ビターな恋の物語」


脚本・演出:本田誠
出演:春風亭昇太
大治幸雄 齋田吾朗 濱田龍司 本田誠
羽柴真希 長峰みのり 四條久美子 谷部聖子
古屋治男(椎名町オフィス) 徳岡温朗 藤村直樹 福岡義貴
柄本 和 植栗 鈴 堀 晃大(3days)
松金よね子


2012年9月21日(金)〜30日(日) 於:赤坂RED/THEATER

初めてのペテカン。いやあ、良かったね。話としては、特に珍しい部類のものではない(なぜ庭師が出てくるのかはちょっと謎だったけど)。ただ、最後はちょっと泣きそうになったね。
やっぱり白眉はみんなでワルツを踊るシーンだろうな。衣装も意表を突いてるし。トリック的な人物入れ替わりもあったりして驚かせてくれた。主人公春風亭昇太の亡き妻の妹役の植栗鈴が可愛かったね。
春風亭昇太を始めとして俳優陣もみんな良かったし、笑って泣けて、いいお芝居でした。