21世紀の世界文学30冊を読む(都甲幸治)★★☆☆☆ 8/17読了

名作は世界中で日々生まれている!文学の「いま」の鼓動を伝える最速・最強の世界文学ガイド。ポール・オースタートマス・ピンチョンからミランダ・ジュライ、ジュノ・ディアス、そしてアフリカ、中国、ラテンアメリカ、旧ユーゴスラビアの作家まで。未訳の同時代小説をいち早く読み、紹介してきた著者による、明快にして刺激的な世界文学ガイド決定版。ジュノ・ディアスの未邦訳短篇「プラの信条」を特別収録。

もう少し面白いかと思ったのだが、私にはイマイチだった。書評なのかガイドなのかがはっきりしない。あらすじ等の紹介や引用は最小限にとどめて、いっそガイドに徹してくれた方が良かったな。この本を読んでいると、そんな能書きよりも実際に読んだほうが早いぜって思っちゃうんだよな。こういう反応も実は正しいのかもしれないけど。
イーユン・リーの『黄金の少年、エメラルドの少女』もこの本で紹介されていたが、この本での紹介を読む前に既に読み始めていた。読み終えた本の感想が都甲幸治とどう違うのかを比べるのは面白かった。

21世紀の世界文学30冊を読む

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