レミ・ジャニアール・ブルゴーニュ・ルージュ 2009

モレ・サン・ドニに登場した大型新人です。もともとはジャニアール・マルセルというドメーヌでしたが、2004年、父マルセルの引退を機に7人の子供のうち長男レミと次男がドメーヌを分割相続して独立しました。
レミ・ジャニアールは父の下ですでに20年以上の経験を積んでおり、親友のオリヴィエ・ジュアンらとも常に情報交換を重ねながら腕を磨いてきましたので、いわば満を持して登場した「ベテランの新人」です。
継承した古樹中心の畑で実質ビオロジーのリュット・レゾネ栽培を行い、ファーストヴィンテージの2004から貫禄の出来栄えで、しっとりと繊細で上品な口当たりながら、たっぷりとした果実のうまみに満ち溢れたスタイルです。
特にその深いミネラルのうまみは出色で、彼曰く「一般にはあまり言われないかもしれませんが、僕は、モレの最大の美点はミネラルにあると思っています」との事。
嬉しいのはその蔵出し価格の設定で、「自分が手の届く価格帯で、自分が毎晩飲みたいと思うワインを造りたいのです」というその言葉通り、彼のワインはモレ随一のコストパフォーマンスを誇ります。

キタザワにて購入。レミ・ジャニアールを飲むのは初めて。香りはなかなかいいんだけど、ややタンニンがこなれてないかな。もうちょっとタンニンがまろやかだといいんだけど、あんまり寝かせておいても変わらないんだろうな。



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