黒笑小説(東野圭吾)★★☆☆☆ 1/31読了

作家の寒川は、文学賞の選考結果を編集者と待っていた。「賞をもらうために小説を書いているわけじゃない」と格好をつけながら、内心は賞が欲しくて欲しくてたまらない。一方、編集者は「受賞を信じている」と熱弁しながら、心の中で無理だなとつぶやく。そして遂に電話が鳴って―。文学賞をめぐる人間模様を皮肉たっぷりに描いた「もうひとつの助走」をはじめ、黒い笑いに満ちた傑作が満載の短編集。

この手の東野作品は初めて読んだ。「選考会」もの以外は何だか星新一の小説に似てるんだよな。「モテモテ・スプレー」とかね。正直内容は薄いけど、気軽に読む分にはいいんじゃないだろうか。

黒笑小説 (集英社文庫)

黒笑小説 (集英社文庫)