グランクリュ(ランチ)

大体マチネといえば14時からなのだが、今日のヨーロッパ企画は13時からだった。お店は12時開店なのであまり時間がない。まあ、何とかなるだろうと開店直後に行ったら既に一組客がいた。いつものカウンターの一番奥の席へ。
時間がないので、スープはなしにしてサラダとメインは鴨のコンフィ。この時に芝居が1時からなんで、とか言っておけばよかったのだが、この時点では先が読めていなかった。


サラダはたっぷりのキノコがのったもの。以前にも同じようなサラダを食べたことがあるが、その時はキノコは冷やしてあった。今回は直前に炒めていたので、温かいものがのっていた。まあ、どちらでも美味しいけど。白ワインはロワールの「ドメーヌ・モリニエル・ミュスカデ」。スッキリしていて美味しかった。



私が行く時は大概そんなに混まないのだが、今日はどんどんお客さんが来て、しばらくしたらほぼ満席になってしまった。シェフも大忙しで全然話しかけられなかった。
赤ワインはドイツの「シュロスグート・エブリンゲン・ピノ・ノワール 2009」。前々回の「フリードリッヒ・ベッカー・シュペートブルグンダ−2008」に続いてのドイツのピノ・ノワールである。香りもいいし、ブルゴーニュピノ・ノワールと比べても遜色ない。ややタンニンがこなれてないかなと思ったが、十分に美味しかった。
問題はメインの方で、出てくるのに時間が掛かっている。時間がないと声を掛ければよかったのだろうが、声を掛け辛い雰囲気だったし、まだ何とかなると思ってしまっていた。
料理自体は実に美味しかった。コンフィは前のシェフの定番だったが、新しいシェフになってからは初めて食べたかもしれない。



メインを食べ終わって既に11時50分を過ぎていたので、さすがにすぐにデザートと飲み物を出してくれるように頼んだ。デザートはココナッツのムースだったかな。写真を撮っている暇はないし、あまり味わっている暇もなかった。アイスコーヒーを三口くらい飲んでから素早く会計してもらって店を出た。それでも1時の開演に間に合うのだからグランクリュから本多劇場までは近い。
こんなに混むのは想定外だったけど、今度13時開演の芝居の時は事前にちゃんと言うようにしよう。

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