日本ラグビー協会は１０日、国際ラグビーボード（ＩＲＢ）が、ドーピング検査に陽性反応を示したＳＯ山中亮平（神戸製鋼）に対し、２年間の資格停止処分を科したと発表した。期間はことし４月２８日から、２０１３年４月２７日まで。日本協会によると、日本人選手の薬物違反は初めてのケースという。
２３歳の山中は、４月に宮崎県で行われた日本代表強化合宿の抜き打ち検査で禁止薬物のステロイド成分に陽性反応を示した。山中はＩＲＢの聴聞会で、口ひげを伸ばすために使用した塗り薬に禁止成分が含まれていたという認識はなく、美容品とみなしていたと主張。ＩＲＢは薬の使用がドーピング目的ではなかったことは認定したが、処分を軽減する事情は認められないと結論付けた。
山中は「私の不注意から多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを心からおわび申し上げます」とコメントした。大阪・東海大仰星高出身の山中は早大の主力として昨季の全国大学選手権準優勝に貢献し、今春からトップリーグの神戸製鋼入りした。
なんでこんなことで２年間も資格停止処分になるんだろう？ 山中のプレーは個人的にはあまり好きではなかったが、才能のある選手なのは間違いないので、じつに残念だ。
