IRBパシフィック・ネーションズカップ2011 日本代表 vs サモア代表 テレビ観戦

日本がサモアに敗戦 パスミス目立つ
 「ラグビーパシフィック・ネーションズ杯、日本15-34サモア」(2日、秩父宮
 大会が開幕し、W杯ニュージーランド大会(9月開幕)に向けて強化を進める日本はサモアに15‐34で敗れた。日本は序盤に17点を先行され、8‐24で折り返した。後半6分に鮮やかなパス回しでWTB宇薄岳央(東芝)がトライを挙げたが、逆襲に遭って失点し、差を広げられた。フィジーのラウトカでは、W杯1次リーグで日本と同じA組に入ったトンガが、前回W杯で8強の地元フィジーを45‐21で破る番狂わせを起こした。

かなりお寒い内容だった。ジャパンの良かったところは下記の2点くらいかな。
・体重が相手よりも軽いのにスクラムで健闘した(コリニアシのトライもスクラムから生まれた)。
・ツボにはまればちゃんと理詰めのトライが取れる(宇薄のトライは見事に1枚余らせた)。


悪かった点は多かったな。
・マイボールラインアウトが取れない。
・PGやコンバージョンゴールが入らない。
・キックオフを蹴るときも受けるときもミスが多い。
・せっかくライン裏に突破しても、パスを出せずに捕まってしまう(もしくはパスが繋がらない)。
・タックルが高いので相手の突進を1対1では止められない。


一番ガックリ来たのはラインアウトだな。マイボールラインアウトは100%取れるように練習し直して欲しい。ニコラスとウェブがキックを外しまくったのもガックリだった。難しい角度もあったけど、普段あれくらい入れてるからね。大舞台でも入れられないと意味がないよな。あとは、難しいPG狙うくらいなら、タッチに出してラインアウトにすればよかったんじゃないのかという場面もあった。前半の遠藤、後半のウェブが抜け出したときにトライまで持って行けなかったのも頂けなかったなあ。
1対1で止められないのはもうしょうがないので、何人かでカバーするしかないな。あとはきちんとセットを安定させて、キックオフでノットテンメートルをやらかしたり、タッチを狙ったペナルティをノータッチにしてしまうようなミスをなくせば、トンガとカナダには互角以上に戦えるはずだ。とりあえず、次のトンガ戦でもろもろ修正して、結果を残して欲しいね。