【新釈】走れメロス 他四篇(森見登美彦)★★★☆☆ 5/29読了

〜日本一愉快な青春小説/こんな友情もあったのか/あの「名作」が京都の街によみがえる!?〜
あの名作が京都の街によみがえる!? 「真の友情」を示すため、古都を全力で逃走する21世紀の大学生(メロス)(「走れメロス」)。恋人の助言で書いた小説で一躍人気作家となった男の悲哀(「桜の森の満開の下」)。――馬鹿馬鹿しくも美しい、青春の求道者たちの行き着く末は? 誰もが一度は読んでいる名篇を、新世代を代表する大人気著者が、敬意を込めて全く新しく生まれかわらせた、日本一愉快な短編集。

古典名作の「新釈」だが、出てくるのはいつもの腐れ大学生だ。大筋ではいつものような感じだが、一応古典を下敷きにしているので、各編ごとにカラーが違うところが目新しい。
この本があって『四畳半王国見聞録』が生まれたんだなと納得した。

新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)

新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)