猫のエチケットのワイン

誠実な仕事と持ち前のセンスによって、ワインメディアや 高名なレストランのソムリエ達から高い評価を受けるようになったクレマン・クリュール。
ぶどう栽培家としては17世紀からと言う歴史を持っておりますが、自社ビン詰めを開始したのは1999年にクレマン・クリュールが継承てからと比較的新しい造り手です。
飛ぶ鳥を落とす勢いだった彼は、ふと立ち止まり考えたのだそうです。「昔ながらの懐かしいアルザスワインを、今に復活させてみたい」。
今日、アルザスワインのほとんどは単一品種で造られますが、昔は、複数の品種をブレンドするのが常でした。複数のぶどう品種をブレンドすることによって、それぞれ の品種の持ち味が合わさり、ワインは香り・味ともに、より複雑なものになります。ただ、どの品種をどのような比率でブレンドするかが問題です。
彼は試行錯誤を繰り返した後、スタイルのまったく異なる2つの看板キュヴェ、「ジャンティ」と「ヴォワイユー」を完成させました。同時に、彼等が代々住んできた「カッツェンタル(猫峡谷)」という村をアピールできないかと考え、ラベルに猫を採用することにしたそうです。


黒い方が「優しいにゃんこ」のジャンティ、白い方が「不良 のにゃんこ」のヴォワイユーです(見た目は逆のようか感じです)。そして2011年春より、クレマンの新作「キュヴェ・マネキネコ」が入荷してきました。
ジャンティはピノ・ブラン50%、ピノ・グリ25%、ゲヴュルツトラミネール25%のブレンドで平均樹齢40年。ジャンティはこの「優しい」という意味と、アルザスの伝統的呼称における「gentil」(50%以上貴品種を使用したブレンドワイン)をかけています。白い花やライチ、桃、杏子などを思わせる香りで、豊かなコクがあり美味しさが口いっぱいに広がる、半甘口〜中辛口ワインです。
ヴォワイユーはシルヴァネール60%、リースリング25%、ミュスカ15%のブレンドで平均樹齢40年。レモンやグレープフルーツなどの柑橘系果物やスモモを思わせる爽快な香りで、酸が美しく、すっきりとした味わいの辛口ワインです。
最後は泡物のマネキネコ。ピノ・ブラン60%、ピノ・オーセロワ40%のブレンドによる辛口のクレマンです。両品種ともに、樹齢40年以上の古樹のぶどうのみで造られています。ビン熟成は18ヶ月間以上。ドザージュは3g/lです。

キタザワにて購入。珍しく、飲んだワインじゃなくて買ったワインの紹介。
前回販売時は迷っているうちに売り切れてしまい臍を噛んだが、今回はしっかり3本ゲットした。
私は別に猫好きではないのだが、このエチケットにはやはり惹かれるよなあ。値段も手頃だしね。



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