ヌーベルシノワ醐杜羽(ごとう)(ランチ)

KAATでの観劇前のランチ。前回はストレートにKAAT内の「リトモ」に行ったが、今回は某ブログで知ったこちらのお店へ。結論から言うとこのお店は大当たりだった。
12時過ぎの入店で先客はサラリーマン4人と子供連れの家族の二組だった。雨・風ともに強い荒れた天気だったので予想通り空いていた。店内はシックな感じで、間仕切りによって色々なパターンの個室が作れるようになっているのが面白い。
ランチセットは950円で8種類もあるのだが、奮発して3,000円のAコースを注文。前菜は「鮮魚と生クラゲのカルパッチョ」。そのまま食べても美味しいのだが、皿の縁にあるマスタードを付けても美味しい。次が「芝海老と白アスパラのあっさり塩炒め」。左側のレモンの泡が珍しい。これも、レモンの泡を付けたり、周りのソースや薬味を付けたりと色々なバリエーションを楽しめた。海老はプリプリだったし、白アスパラも固すぎず柔らかすぎずでちょうどよかった。



メインは「和牛ハラミ肉ローストとナスのポン酢ソース」。これも皿の縁に山椒とトリュフ(だったかな)の粉が振ってあり、これがいい香りだった。肉は柔らかかったし、野菜も美味しかった。
ここまででも十分にすごいのだが、驚かされるのはこれからだった。締めの食事の第一弾が「蟹とフカヒレのあんかけチャーハン」。これが絶品だったなあ。今まで食べたチャーハンの中で文句なしに一番美味い。チャーハンの卵の処理も素晴らしかった。なんか湯葉みたいになってるんだよな。食べていると思わず笑っちゃうくらい美味しかった。



このチャーハンをシェフ自らが持ってきてくれて、その時に第二弾の小麺のことも訊かれた。坦々麺かあっさり目の麺か、また麺の量も30gか50gを選べるという。坦々麺はかなり辛いのかと尋ねると、辛さは調節できるということなので、辛さ抑え目の坦々麺30gにしてもらった。
そしてこの坦々麺がまた美味かった。リクエスト通りに辛さ抑え目なんだけど、スープに非常にコクがあって実に美味しかった。
デザートは、ライチのシャーベット、塩キャラメルアイス、杏仁豆腐の3種類から選ぶのだが、2種類の盛り合わせでも3種類の盛り合わせでもOKということなので、迷わず3種類の盛り合わせにしてもらった。これがまたどれも美味しかったし、最後に出てきたジャスミンティーも美味しかった。
グラスワインの白と赤も頼んだのだが、630円の割りには美味しかったし、グラスもちゃんとしたグラスだった。



サービス・スタッフは女性と男性の二人。主に女性の方がサーブしてくれたが、非常に感じのいい対応だった。最初は3,000円は高いと思ったけど、この料理の内容とスタッフのサービスで、サービス料も取られないのだから実にお得だと思う。
子供連れもOKなので、是非今度は家族で行きたい。

ヌーベルシノワ醐杜羽

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