リシュー・エ・オーギュスト・リニエ・ブルゴーニュ・ルージュ 2007

リアルワインガイドの前文

素晴らしい。本当に素晴らしい07年のリニエのワイン達だ。まるで優良生産者の造った05年を飲んでいるようだ。「さなぎが蝶になった」。マロン・リニエが亡くなった後この数年続いたドタバタ、そしてケレン・リニエが意志を持って取り組んだワイン造りがついに07年に結実した。開花した。いや開花どころかいきなり超トップドメーヌの品質だ。ワインは全てが中域が充実し、ミネラルにあふれ、うま味が多く集中しており、濃くも薄くもないちょうど良い液体濃度で美しく佇んでいる。本当に凄い品質の07年だ。彼女がピペットで1樽1樽から丁寧に試飲用に即席アッサンブラージュする姿を見ても確認した。「強い信念と丁寧な作業」、それがこの07年のリニエの素晴らしいワインへとつながった。おめでとうケレン!なお、価格はほんの少し上げる予定。さなぎが蝶になって、今美しく舞い始めた。

キタザワにて購入。リアルワインガイドで大絶賛されたリシュー・エ・オーギュスト・リニエの07年。ACブルだからかもしれないが、大絶賛するほどではないよな。香りはまずまずだがちょっと弱い。味わいもやや酸味がちで、最後まで大絶賛の片鱗は窺えなかった。まあ、普通に美味しかったけどね。