主よ、永遠の休息を(誉田哲也)★★★★☆ 7/24読了

通信社の東京支社社会部に勤務、池袋警察署の記者クラブに詰める鶴田吉郎。コンビニ強盗現場に居合わせて犯人逮捕をスクープし、店員芳賀桐江と知り合う。逮捕に協力して立ち去った男から、暴力団の事務所が襲撃された事件を知らないか、という奇妙な問い合わせが。襲撃の有無を調べる過程で吉郎は、14年前に起きた女児誘拐殺人事件の「犯行現場と思しき実録映像」がネット上で配信されていたことを突き止める。犯人は殺害を自供したが、精神鑑定によって無罪となり…。

結末が結構重いんだけど、一気に読ませる力があるね、この本には。女児誘拐殺人事件の犯人が既視感バリバリなんだけど、ストーリーに捻りが利いているので、どういう結末になるのかがなかなか見えてこない。しかも予想を覆す結末が待っていた。
話自体は重いんだけど、筆致が軽いので読みやすい。もっと別の作品も読んでみたいね。

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