落語論(堀井憲一郎)★☆☆☆☆ 5/20読了

ファン待望、ホリイの落語入門がついにお目見え!なぜ同じ噺を繰り返し聞いても飽きないのか。うまい噺家はどこがどうすごいのか。当代一、落語会・寄席に通い、噺家すら恐れる著者だから書けた渾身の落語論。

落語というのはライブのものであり、「場」「客」「演者」のどの要素が欠けても落語は成立しない。
これがこの本の最初に書いてあることであり結論である。それ以外は全て蛇足だ。
だって、「上手い落語とはどういうものか?」「それは主観的なものだから説明できない」だもん。一事が万事そういう説明なのだ。身も蓋もない本だったな。