太陽を曳く馬〈上〉(高村薫)★★★☆☆ 10/13読了

福澤彰之の息子・秋道は画家になり、赤い色面一つに行き着いて人を殺した。一方、一人の僧侶が謎の死を遂げ、合田雄一郎は21世紀の理由なき生死の淵に立つ。―人はなぜ描き、なぜ殺すのか。9.11の夜、合田雄一郎の彷徨が始まる。

『晴子情歌』はかなり苦労して読み、『新リア王』は敬遠した。今回の『太陽を曳く馬』には合田雄一郎が登場するということでチャレンジしてみた。かなりの読みにくさを覚悟していたのだが、上巻はそれほどでもなかった。さて、下巻はどうなることだろうか。

太陽を曳く馬〈上〉
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