「力みゼロ、の演劇界の鬼才」が描くリアルな響きの「エデンの園」。
小学5年・魚彦。ちょっとオカシイ母、足の不自由な親友・今田、転校生の海子……。
魚彦の日常と、日常に潜む「エデンの園」からの旅立ちを描いた、不思議でリアルな物語 。
ちょっと夏は過ぎちゃったけど、ようやく読めた。大人の書く、子供が主人公の子供目線の話というのはそれこそ掃いて捨てるほどあるわけだが、この小説はかなり鮮やかだ。読みながら、5年生当時の自分を懐かしく思い出したり、思い出しながら嫌な気分になったりしていた。
夏の水の半魚人 | |
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