三人集 〜談春・市馬・三三〜 紀伊国屋ホール

柳家三三立川談春柳亭市馬:ちきり伊勢屋 通し公演


仲入り


柳家三三:三人旅
立川談春:おしくら
柳亭市馬:宿屋の仇討

湘南新宿ラインが遅れたせいで、開演前に夕飯を食べられなかった。席は前から2列目という良席。斜め後ろにヘヴィメタの人がいた。
「ちきり伊勢屋」通し公演のトップバッターは三三。マクラは当然WBC。昼公演の直前に優勝が決まったらしい。弔いのところまでやって談春にバトンタッチ。談春もWBCの話。イチローの決勝打に関して、ひとしきり持論を展開。最後の運が向いてくるところは市馬の出番。
「ちきり伊勢屋」は志らくのを聴いたことがある。志らくはこの長い噺を40分くらいでピャーっと語っていた。今回の通しは三三と市馬はちょっと固かったかな。市馬が噛み気味だったのもちょっと残念。
仲入り後は3人で旅の噺。三三の噺の途中では馬子役で市馬が登場して得意の喉を披露してくれた。談春の「おしくら」も良かった。「ペカペカおばさん」が何とも言えず面白かったね。市馬は「宿屋の仇討」の中で、今度は相撲甚句を披露してくれた。以前湯島天神で市馬を聴いた時は歌がなかったから、今回は歌を聴けて良かった。
最後に3人が出てきた時に談春が「こんな地味な会に来て下さって・・」と言っていた。地味と言えば地味だけど、豪華といえば豪華だよな。この日は談春が良かったね。やっぱり上手いわ。