愛と日本語の惑乱(清水義範)★★★☆☆ 3/22読了

愛は言葉か、言葉が愛か?
恋多き大女優と同棲するコピーライターが、失われつつある愛に惑乱して、奇妙な言語障害に陥っていく爆笑長編小説。
愛の反乱が、言葉の氾濫を生み、大失恋が言語中枢を破壊する----若者言葉やカタカナ言葉の流行、「日本語の乱れ」に駄洒落地獄、さらに、言葉はどこで生まれるかという脳の問題まで、言葉と日本語をめぐる話題が縦横無尽に交錯する。

私も言葉に関しては細かいことにこだわるたちなので実に興味深く読んだ。脳の話になったところでは、昔読んだ『シナプスの入江』も思い出した。

愛と日本語の惑乱
愛と日本語の惑乱清水 義範

ベストセラーズ 2008-11-15
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