学(まなぶ)おじさん 本多劇場

平穏に暮らす夫婦(平田満片桐はいり)の前に突如現れ、なぜか居ついてしまう謎のおじさん(伊東四朗)が巻き起こす“奇妙な味の喜劇”!


●作・演出:水谷龍二
●出演者:伊東四朗 平田満 片桐はいり 馬渕英俚可 森本亮治 飯田基祐 吉田麻起子
●日程:2008年10月24日(金)〜11月3日(祝) ◎全15公演予定
●会場:下北沢 本多劇場
●料金:6,500円
●お問い合わせ アタリ・パフォーマンス
http://www.atari.co.jp/works1/index.htm

セットは一軒家の居間と台所。廊下があって、その向こうには庭がある。台所の先には2階への階段がある。ちょっとドリフっぽいセットだった。席は前から4列目の中央付近。いい席だった。
もっと笑わしてくれるのかと思ったが、笑いは抑えめだった。それでもやっぱり片桐はいり伊東四朗は笑っちゃうんだよな。ちょっと情けない父親役の平田満は完全にはまり役だった。伊東四朗が風水師の役というのが前提からして面白いんだけど、その弟子たち(馬渕英俚可、飯田基祐、吉田麻起子)もなかなかいい味出してたね。吉田麻起子のあの低い声が妙に色っぽいんだよな。
ちょっとしっとりとした感じがあって、脚本はよくできていた。ハッピーエンドではないのだが、希望を持たせるラストだった。この前の『喧嘩農家』よりは脚本も役者も一枚上だったね。
カーテンコールでは伊東四朗が前日のアンケートを紹介してくれた。これもなかなか面白かった。上演時間は2時間弱。