20世紀少年 ★★★★☆ 109シネマズMM横浜

ビッグコミックスピリッツ」で約8年間連載された浦沢直樹原作の人気コミックを実写映画化。シリーズ3部作という構成と、邦画では異例の60億円という製作費を投入し、壮大なスケールのストーリーの映像化を実現させたのだ。映画化決定が発表されると、誰がどの役をやるのかという話題がネット上で白熱したが、3作を通して出演する主要キャストは約300名。第1弾となる本作は、ケンヂ役を唐沢寿明、オッチョ役を豊川悦司、ユキジ役を常盤貴子と実力派が揃った。その他、香川照之宇梶剛士宮迫博之ら芸達者が並ぶが、特に豊川悦司の存在感は見事。彼が登場することで荒唐無稽なストーリーによりリアリティが。女性も楽しめる娯楽作。


監督:堤幸彦
原作:浦沢直樹
脚本:福田靖長崎尚志浦沢直樹渡辺雄介
出演:唐沢寿明(ケンヂ)、豊川悦司(オッチョ)、常盤貴子(ユキジ)、香川照之(ヨシツネ)、石塚英彦(マルオ)、宇梶剛士(モンちゃん)、宮迫博之(ケロヨン)、生瀬勝久(ドンキー)、小日向文世(ヤマネ)、佐々木蔵之介(フクベエ)、石橋蓮司(万丈目胤舟)、中村嘉葎雄(神様)、黒木瞳(キリコ)、藤井隆友民党CMのタレント)、山田花子友民党CMのタレント)、ARATA(田村マサオ)、片瀬那奈(敷島ミカ)、池脇千鶴(アルバイトの店員・エリカ)、鈴木崇大(敷島ゼミの学生)、三浦敏和(敷島ゼミの学生)、中田敦彦(スクーターの若い男)、藤森慎吾(スクーターの若い男)、藤井フミヤ(ケンヂの同級生)、及川光博(ロックバンドのボーカル)、竹中直人(ピエール一文字)、森山未來(漫画家・角田)、津田寛治(諸星)、徳井優(コンビニの本部教職員)、石橋保(ケンヂの同級生)、布川敏和(ケンヂの同級生)、入江雅人(ケンヂの同級生)、竹内都子(市原節子)、洞口依子(木戸美津子)、遠藤憲一(血まみれの男)、光石研(ヤマさん)、佐野史郎ヤン坊・マー坊)、ベンガル(オリコー商会の社長)、石井トミコ(遠藤チヨ)、研ナオコ(ジジババ)、竜雷太(チョーさん)、吉行和子(諸星の母)

映画の日ということもあるだろうが、ほぼ満席だった。客層も小学生から大人までかなり幅広かった。私は原作を読んでいないので、ストーリーは予告の範囲でしか知らないし、作中人物への思い入れもない。だからまっさらな気持ちで観ることができた。
2時間20分という長尺で、途中ちょっと長いなと感じなくもなかったが、全体的にはかなり引き込まれて観ていたね。キャストが豪華だし、邦画にしてはスケールが大きい。謎が謎のまま終わっちゃってるんで、第2部が今から楽しみだな。ちなみに第2部の予告はエンドクレジットの後に流れる。