鬼才モリミが放つ、キュートでポップな片想いストーリー!
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受けるのは奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった!
これも今更ながら読みました。評判になるのも頷ける面白さだった。けれん味タップリで、奇想に満ちていて、しかもユーモアもある。表紙の絵がまた物語に実にマッチしていていいんだよな。恋愛小説なんてめったに読まないんだけど、これはアリだな。「なむなむ」ってのが可愛かったねえ。
同じ京都ということで万城目の「ホルモー」と森見の「夜は短し」はよく比べられると思うのだが、私は森見の「夜は短し」の方が良かったね。
夜は短し歩けよ乙女 | |
森見 登美彦 角川書店 2006-11-29 売り上げランキング : 428 おすすめ平均 男はこの作品に歩み寄れ! かつて自分も無為な大学生だった、すべての人へ 変わった文体で書く若い人の登場か? Amazonで詳しく見る by G-Tools |