夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦)★★★★☆ 5/3読了

鬼才モリミが放つ、キュートでポップな片想いストーリー!
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受けるのは奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった!

これも今更ながら読みました。評判になるのも頷ける面白さだった。けれん味タップリで、奇想に満ちていて、しかもユーモアもある。表紙の絵がまた物語に実にマッチしていていいんだよな。恋愛小説なんてめったに読まないんだけど、これはアリだな。「なむなむ」ってのが可愛かったねえ。
同じ京都ということで万城目の「ホルモー」と森見の「夜は短し」はよく比べられると思うのだが、私は森見の「夜は短し」の方が良かったね。

夜は短し歩けよ乙女
夜は短し歩けよ乙女森見 登美彦

角川書店 2006-11-29
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