第二十四回「志らく百席」(横浜にぎわい座)

「Standby」で軽く呑んで食べようと思ったら、貸し切りで閉まっている。仕方ないから「日の出ラーメン」へ。剛つけ麺はもう懲りたので、魚介醤油ラーメン(650円)と餃子(100円)を注文。ラーメンはまあまあかなあ。厚切りのチャーシューは柔らかくて美味しかったけどね。餃子が100円というのは相変わらず嬉しい。


立川らく次:黄金の大黒>

最初は緊張していたのか、随分額に汗が浮かんでいたが、途中からは落ち着いたようで汗も引いていた。登場人物が多い噺だが、人物の描き分けがまだまだだな。


立川志らく:堀の内>

19時開演なのに14時開演と間違えて13時頃小屋入りしちゃったという話から。なんでも、自分のところのホームページの記載が間違っていたらしい。そんなのにぎわい座に電話すれば済む話だと思うんだが・・。
それから、やっぱり来た『赤めだか』の話。あんなのは全部嘘っぱちですよと言っていたw。まあ、全部嘘っぱちということはないだろうが、あの本では志らくは随分悪者扱いされてるから反論の一つもしたくなるよな。そんなこんなでひとくさり談春の悪口を言っていた。


19時開演なのに14時開演と間違えて13時頃小屋入りしちゃうような粗忽者のお話w。亭主だけじゃなくて女房も粗忽にしちゃっているからエライ騒ぎになっている。そんな粗忽を直そうと、亭主が堀の内のお祖師さまに願掛けに行く。途中もギャグのオンパレードだが、そこは省略。帰ってきてから子供と一緒に銭湯へ行く。子供の背中を洗っているつもりで羽目板を洗っているというのが従来のサゲ。志らくはここを変えた。羽目板を洗っているうちに女湯に入りそうになったお父さんを子供が止める。「ああ、あやうく女湯に入るところだった。止めてくれてありがとう」と子供を拝みだす。「おとっつぁん、なんであたいを拝んでるの?」「おまえこそ本当のお祖師さま(お阻止さま)だからだよ」。


立川志らく:百川>

志らく版百兵衛は最高に面白かったね。百兵衛の田舎のお地蔵さんの話は志らくの創作だと思うが、これが馬鹿馬鹿しくておかしくて、大笑いしてしまった。百兵衛みたいに変な人をやらせると上手いね志らくは。


仲入り


立川志らく井戸の茶碗

三人の正直者の話。途中、武士が屑屋の顔をあらためるところで「福笑いみたいな顔」と言おうとして「腹話術みたいな顔」と言ってしまった。そこでめげずに逆に笑いを取ろうとしていたのが良かったね。
「百川」のサゲはあまり面白くないんだけど、この「井戸の茶碗」のサゲはきれいでいいね。


最後に6月から紀伊國屋ホールで始まる『「あした」〜愛の名言集』という舞台の宣伝。志らくが演出して出演もしている。当初は峰岸徹が出るはずだったが、体調不良のためなべおさみに変更になったそうだ。
ホールでチケットも販売しており、買ってくれた人にはサインもするし、一緒に携帯の写真にも収まっちゃいますよ〜と意気込んでいた。