観たい映画備忘録(5/1版)

ハンティング・パーティ』(上映時間 : 103分)5/10公開予定

実在のジャーナリストが体験した驚がくの実話を基に、命知らずな報道マンたちのきずなを描く社会派エンターテインメント大作。監督は大人気ドラマ「アグリー・ベティ」の第1話を手掛け、エミー賞監督賞に輝いたリチャード・シェパード。再起を求める戦場リポーターをリチャード・ギア、彼とともに戦火をくぐった元戦場カメラマンを『クラッシュ』のテレンス・ハワードが演じる。実話ならではのリアリティーと、スピード感あふれる展開が楽しめる痛快作。


監督:リチャード・シェパード
脚本:リチャード・シェパード
出演:リチャード・ギアテレンス・ハワードジェシー・アイゼンバーグダイアン・クルーガー、ジェームズ・ブローリン、ジョイ・ブライアント、マーク・イヴァニール、ゴラン・コスティッチ、ディラン・ベイカ


ノーマークだったのだが、予告を見たら意外と面白そうだった。リチャード・ギアはあんまり好きじゃないけど、テレンス・ハワードは好きだし、『イカとクジラ』のジェシー・アイゼンバーグが出てるのもいい。

『アフタースクール』(上映時間 : 102分)5/24公開予定

長編デビュー作『運命じゃない人』がカンヌ国際映画祭4部門を受賞したほか、多数の映画賞に輝いている内田けんじ監督による新感覚エンターテインメント。 30代になった、かつての同級生たちが織り成す“大人の放課後”を、細部まで練り込まれた脚本と巧みな構成で描く。映画やテレビ、演劇と各界から注目を集めている大泉洋が主演を務め、佐々木蔵之介堺雅人常盤貴子など実力派キャストが共演。予測不可能な展開で観る者を翻弄(ほんろう)する内田監督の手腕が光る。


監督:内田けんじ
脚本:内田けんじ
出演:大泉洋佐々木蔵之介堺雅人田畑智子常盤貴子北見敏之山本圭伊武雅刀


今もっとも楽しみにしているのがこれだ。『運命じゃない人』が抜群に面白かったからねえ。続編をずーっと待ちこがれていた。ようやくあと少しで観られるな。こちらの期待を超えてくれる出来だといいんだけどね。

世界で一番美しい夜』5/24公開予定

出生率日本一となったある漁村の秘密を解く生命と愛の寓話(ぐうわ)。蛇になってしまう男と、セックスで革命を起こせると信じる男が奇想天外な奇跡を起こす。監督は映画『暗いところで待ち合わせ』の天願大介古事記など日本の神話にインスピレーションを受け、現実とファンタジーの中間のようなオリジナルの物語を撮り上げた。出演者も田口トモロヲ佐野史郎石橋凌など個性的。人と人がつながることの幸せや必要性をユーモアで包み、天願監督の父、今村昌平の作風に通じるものを感じさせる。


監督:天願大介
原作:天願大介
脚本:天願大介
出演:田口トモロヲ月船さらら市川春樹松岡俊介美知枝斎藤歩江口のりこ佐野史郎三上寛石橋凌


これも完全にノーマークだったのだが、予告ではなかなか面白そうだった。

『ジュノ』6/14公開予定

16歳の少女が予想外の妊娠を経験し、現実を受け止めながら成長していく様を描いたヒューマンコメディー。『サンキュー・スモーキング』のジェイソン・ライトマン監督が、『ハードキャンディ』で衝撃を与えた成長著しいエレン・ペイジの魅力をいかんなく引き出した。共演にはカナダの子役出身マイケル・セラ、『キングダム/見えざる敵』のジェニファー・ガーナー。周りを振り回すほど自意識過剰な少女を取り囲む家族や女友だちや、ボーイフレンドの視線がほほ笑ましい。


監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ディアブロ・コディ
出演:エレン・ペイジマイケル・セラジェニファー・ガーナージェイソン・ベイトマンオリヴィア・サールビーJ・K・シモンズアリソン・ジャネイレイン・ウィルソン


アカデミー賞ノミネートの記憶も新しい『ジュノ』。『ハードキャンディ』はつまらなかったんだけど、本作のエレン・ペイジはやってくれそうだな。『サンキュー・スモーキング』の監督っていうもいいね。

『たみおのしあわせ』(上映時間 : 118分)

大人に成りきれず、親離れも子離れも出来ず、責任感もまるでなく、過去を引きずりながら生きる伸男と、その息子の民男。そんな二人が、一癖も二癖もある周囲の人々たちに翻弄されながらも、“結婚”という一大イベントを成就するために奮闘する。
脚本・監督は、劇作家、演出家として絶大な支持を得ており、俳優としても独特の存在感で活躍中の岩松了。音楽は、若者層からも絶大な支持を集めるJAZZ PUNK BAND “勝手にしやがれ”が担当。超豪華キャスト陣を迎え、岩松了監督が満を持して贈る意欲作。


監督・脚本 : 岩松了
出演 : オダギリジョー原田芳雄麻生久美子大竹しのぶ小林薫


これは『CUT』で読んで知った映画。岩松了オダギリジョー麻生久美子の組み合わせを見逃すわけにはいかない。

スピード・レーサー』7/5公開予定

生まれながらの天才レーサーが、愛する家族とカーレースを守るため危険なラリーに挑むアクション・ムービー。『マトリックス』シリーズのアンディ&ラリー・ウォシャウスキー兄弟が同作以来、再びメガホンを取り、吉田竜夫原作の名作アニメ「マッハGoGoGo」を実写化。主人公を『ロード・オブ・ドッグタウン』のエミール・ハーシュが熱演するほか、豪華キャストが脇を固める。“ウォシャウスキー兄弟印”の視覚効果で描かれる革新のスピード世界は必見。


監督:アンディ・ウォシャウスキー 、ラリー・ウォシャウスキー
脚本:アンディ・ウォシャウスキー 、ラリー・ウォシャウスキー
出演:エミール・ハーシュクリスティナ・リッチマシュー・フォックススーザン・サランドンジョン・グッドマン、キック・ガリー、ポーリー・リット、ロジャー・アラム、チョン・ジフン、真田広之、リチャード・ラウンドトゥリー、ベンノ・フユルマン


これも『CUT』で知った映画。ズッコケそうな気もするけど、「マッハGoGoGo」好きだったし、ウォシャウスキー兄弟が監督だからねえ。観ないわけにはいかないだろうな。

『幻影師アイゼンハイム』

19世紀末のウィーンを舞台に、見事なイリュージョンで人々を魅了した天才幻影師と、皇太子との結婚を控えた公爵令嬢の禁断の愛を描いたラブストーリー。ピューリッツァー賞受賞作家スティーヴン・ミルハウザーの短編を新鋭監督ニール・バーカーが映画化。主人公の幻影師をエドワード・ノートン、彼と惹(ひ)かれ合う公爵令嬢を『NEXT ‐ネクスト‐』ジェシカ・ビールが演じている。当時の世相を加味したゴージャスでサスペンスフルな展開と驚きのラストシーンに注目だ。


監督:ニール・バーガー
原作:スティーヴン・ミルハウザー
脚本:ニール・バーガー
出演:エドワード・ノートンポール・ジアマッティジェシカ・ビールルーファス・シーウェルエドワード・マーサン、ジェイク・ウッド、トム・フィッシャー、アーロン・ジョンソン


予告を観た時に「これは」と思ったら、やっぱりスティーヴン・ミルハウザーが原作だった。ちょっとどうかなって気もするが、ポール・ジアマッティが好きなので観たい一本。

『落語娘』

新鋭作家・永田俊也の同名小説を原作に、呪われた噺(はなし)に挑むことになった異端の師匠と、その弟子である女前座の奮闘をユーモラスに描いた人間ドラマ。『櫻の園』の中原俊が監督を務め、落語に己の思いをかける人間たちの愛と情熱を映し出す。ヒロインの女前座には『着信アリ2』のミムラ、彼女の師匠役に『寝ずの番』で初監督を果たしたベテラン津川雅彦。共演には益岡徹、落語家の春風亭昇太らがそろい、笑いと涙の物語を盛り上げる。


監督:中原俊
原作:永田俊也
脚本:江良至
出演:ミムラ津川雅彦益岡徹、伊藤かずえ、森本亮治利重剛なぎら健壱絵沢萠子春風亭昇太


女落語家が流行ってるのかねえ。ミムラは『しゃべれどもしゃべれども』の香里奈よりは期待できそうかな。