序盤、サントリーはフォワードでゴリゴリ押してくる。その後のスクラムで、スクラムハーフがダミーで右へ走り、ボールは左ラインへ。ニコラスのゴロパントを小野澤が取り、平にパスして平がトライ。トヨタのフルバックがスクラムハーフの動きに釣られてしまっていたのだ。
その後は正面のドロップゴールや中山のトライでトヨタが逆転する。ここからずーっとトヨタペースだったのだが、15分くらいずっと攻めつづけて結局得点できなかった。しかも青木がシンビンでサントリーは一人少なかったのに。結果的にみると、この時間帯にトヨタが得点出来なかったことが最後まで響いてしまった。トヨタが攻めあぐねたのとは対照的にサントリーはセットプレーからあっさりトライを奪った。21-10と逆転して前半を終えると、後半はトヨタを無得点に押さえ込んだ。
トヨタはせっかく自力があるのにそれを発揮できなかった。なんか観ていてすごくもどかしかったね。ここぞって時にラインアウトが取れなかったり、ハンドリングミスが起きたりした。サントリーはその点で上手だった。勝っているときの時間のつぶし方も上手かったね。
これで決勝は三洋vsサントリーとなった。三洋はラインアウトを修正しないと駄目だろうね。あとはここぞという場面でミスをしない方が勝つだろうな。