コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ・シャンボール・ミュジニー2001

本日ご紹介する村名シャンボール・ミュジニーは、2001年ヴィンテージ。歴史的な良年となった2002年や、大旱魃(かんばつ)で生産量が激減した2003年が目立つせいであまり注目されませんが、これが今実にに美味しいんです。

最近、ブルゴーニュの生産者の皆さんが「今、2001年が美味しい」と口を揃えて仰るのですが、本当にその通りですね。香りは赤い果実の風味が華やかで、口に含めばヴォギュエがこだわったシャンボールらしい絹のような繊細さとミネラルが心地よく、喉の奥までスルリと流れていきます。

もともと繊細だったタンニンがさらに細かさを増してまろやかになり、飲み込んだ後にスーッと長く続く余韻が何とも言えない上品さをかもし出しています。テイスティングでは飲み込まずに吐き出すことが鉄則となっていますが、これはさすがに美味しすぎて吐き出せませんでした(笑)。

随分前にイーエックスワインにて購入したワイン。我が家では正月二日目はすき焼きにすることにしているので、それに合わせた。かなり早めに栓を抜いた。このコルクの匂いを嗅ぐだけで期待が高まったし、抜栓直後のものを一口飲んだだけで、これは美味いに違いないと確信した。
実際にグラスに注げば、赤系果実の香りが素晴らしい。口に含めば、実に滑らかな味わい。タンニンがイガイガしてなくて実にまろやかなんだよな。ヴォギュエは初めて飲んだけど、さすがヴォギュエという感じだった。


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