小朝師匠の独演会2007(関内ホール)

落語の前に腹ごしらえということで、勝烈庵馬車道総本店でトンカツを食べた。ちょっとひねってやまゆりポークのロースかつ定食。脂身が美味しかったね。横浜でトンカツと言えば「勝烈庵」だが、先々週に行った高島屋内の「かつ久無庵」もかなり美味い。ちょっとタイプが違うので一概には比べられないが、どっちかと言われたら俺なら「かつ久無庵」かな。


席はちょうど通路のすぐ後ろの席だったので足が組めてラクチンだった。お客さんはいっぱい入ってたね。


<五明楼玉の輔:宮戸川
最初に出てきた割には上手だなと思ったら、この人真打ちなんだね。知りませんでした。落語家って落語家の悪口をマクラにするのが好きだよなあ。まあ、それが面白いんだけど。宮戸川は色っぽい話のちょうどいいところでオシマイ。


春風亭小朝:こうもり>
「鶴の恩返し」ならぬ「こうもりの恩返し」のお噺。マクラも本編もどうも早口なんだよな。もうちょっと間を取ってゆっくり喋ってくれると良かったのに。


春風亭小朝:桃太郎>
引っ込まずにそのままもう一席。マクラは朝青龍問題と安倍首相w。「桃太郎」はマセた子供が親の話してくれる桃太郎のお話にツッコミを入れまくるというもの。これはなかなか面白かった。


春風亭勢朝:荒茶>
中入り後は春風亭勢朝。この人も初めて見たが真打ち。さすがにマクラは巧みだった。「荒茶」も良かったんだけど、人物の描き分けがもう一つだったかな。その代わり、合間に挟む本筋に全く関係のない話が面白かった。


春風亭小朝:宗論>
キリスト教の若旦那と浄土真宗の大旦那(つまりお父さん)のやりとりの噺。若旦那の珍妙のキャラクター造形がさすがだった。賛美歌も歌ってくれたりして、サービス満点の一席だった。