輝く美しいルビー色が見るからに美味しそうなブルゴーニュ・ルージュです。チェリー、ミネラルのアロマ、ビオ香などもなく、チャーミングの一言に尽きます！丸みのあるみずみずしい果実味の口当たりが心地よく、喉の奥に流れ込んでいくような清々しいワインで、余韻に残るオークのニュアンスがワインに存在感を与えています。（アリエ産オークで１４ヶ月間も樽熟成しているそうです)。こんなに淡くて爽やかなのに、コクと深みが十分にあり、「ガロワならではのジュヴレ」の片鱗を感じさせます。これぞ新ブルゴーニュ！！薄旨です！
湘南ワインセラーにて購入。色は薄めで、香りはちょっと濡れ落葉系だがそれほど悪くない。ワインだけを飲むと少し酸味が強い。ただ、薄い色合いも相まってピュアな酸味という感じがする。ところが食べながら飲むと酸味がすーっと後ろに引いて絶妙のバランスとなるから不思議だ。湘南ワインセラーの説明を読んで納得した。ドミニク・ガロワは元料理人で「ワインって、うまい料理と一緒に飲むもんだろ」と言っていたらしい。まさにそんな感じだった。あまり自己主張は強くなくて、うまく料理とのバランスを取ってくれるワインだった。こういうワインはいいね。
