ラーメンと本とトンカツ

久しぶりにヨドバシカメラ地下の「ちゃぶとん」で昼食。なんと替え玉が100円になっていた。替え玉無料がいいところだったのになぁ。食べている途中で替え玉が欲しくなった場合は、食券を買う必要はなく、100円を店員に渡せばよい。替え玉なしでは足りないので私も100円払って替え玉を頼んだ。「替え玉ゲットォ〜」「ナ〜イス・ゲットォ〜」の掛け声が心なしか以前よりも高らかなような・・・。

食後は有隣堂で立ち読み。いくつか気になる本があった。

通訳/インタープリター
	スキ・キム 國重 純二 集英社 2007-02 売り上げランキング : 122457 Amazonで詳しく見る by G-Tools

スージー・パクは裁判所の通訳。大学時代、教授とは不倫関係となり、両親は殺された。姉は犯人に復讐したのか、そして安否は！？　文化の狭間に異邦人として生きることを問い、「生」の根底にせまる。

著者のスキ・キムは多和田葉子のような越境者のようだったので個人的に気になった。しかもミステリーのようなので余計に気になる。

夜中に犬に起こった奇妙な事件 新装版
	マーク・ハッドン 小尾 芙佐 早川書房 2007-02 売り上げランキング : 13542 Amazonで詳しく見る by G-Tools

数学や物理では天才なのに、他人とうまくつきあえない自閉症の少年クリストファー。ある夜、近所の飼い犬が殺された。彼は探偵となって犯人を捜しながら、事細かに記録を取る。やがて驚くべき事実が明らかになり…事件を通して成長していく少年の心を描いた、『アルジャーノンに花束を』をしのぐ感動作。

新装版ということで元版があるのだが、この本の存在を私は知らなかった。これもまたミステリーなんだな。『アルジャーノンに花束を』を凌ぐかどうかは疑問だが、結構面白そうだった。

ミステリマガジン 2007年 04月号 [雑誌]
	早川書房 2007-02-24 売り上げランキング : 7297 Amazonで詳しく見る by G-Tools

なんとチャンドラー特集ということで、３月８日発売予定の村上春樹訳『ロング・グッバイ』の出だしが掲載されている。その他、チャンドラーファンには堪らない内容になっているが、私はそこまでではないので、素直に３月８日の発売を待とう。

飯田龍太鑑賞ノート
	友岡 子郷 角川書店 2006-10-30 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools

先日朝日新聞でこの本が取り上げられており、すかさず図書館にリクエストした。そうしたら何と飯田龍太が亡くなってしまった。

戦後の俳壇をリードした俳人で、日本芸術院会員の飯田龍太（いいだ・りゅうた）さんが２５日午後８時３５分、肺炎のため甲府市内の病院で死去した。８６歳だった。通夜・葬儀は済ませ、告別式は３月６日午後１時から甲府市南口町１の２９のアピオセレモニーホール天昇殿で。喪主は長男秀實（ひでみ）さん。自宅は山梨県笛吹市境川町小黒坂２７０。
　代表句に「紺絣（こんがすり）春月重く出（い）でしかな」「一月の川一月の谷の中」「大寒の一戸もかくれなき故郷」など。

ただ、残念としかいいようがない。

わたしたちに許された特別な時間の終わり
	岡田 利規 新潮社 2007-02-24 売り上げランキング : 8239 Amazonで詳しく見る by G-Tools

「チェルフィッチュ」を主宰する岡田利規初の小説集。これもちょっと気になるね。

たちの悪い話
	バリー・ユアグロー 柴田 元幸 新潮社 2007-02-24 売り上げランキング : 5887 Amazonで詳しく見る by G-Tools

雑誌『飛ぶ教室』での柴田元幸との対談でも話題に上っていた本。装丁もなかなか凝っている。

• • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • -

残業後、雑誌で知った関内の「シシリヤ」というピッツァリアに行ってみたのだが、こぢんまりとした店内は外から見ただけで満席だった。仕方がないから勝烈庵の本店へ。エビフライと一口カツが盛り合わせになった「お好み定食」を注文。カツが凄くやわらかくて美味しかった。