第136回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に青山七恵さん(23)の「ひとり日和(びより)」(文芸秋号)が選ばれた。副賞100万円。直木賞の該当作はなかった。直木賞の受賞なしは128回以来4年ぶり。贈呈式は2月23日午後6時から、東京・丸の内の東京会館で行われる。
ちなみにノミネートはこうだった。
<芥川賞>
柴崎友香『その街の今は』
田中慎弥『図書準備室』
星野智幸『植物診断室』
青山七恵『ひとり日和』
佐川光晴『家族の肖像』
<直木賞>
池井戸潤『空飛ぶタイヤ』
荻原浩『四度目の氷河期』
北村薫『ひとがた流し』
佐藤多佳子『一瞬の風になれ』
白石一文『どれくらいの愛情』
三崎亜記『失われた町』
芥川賞にノミネートされた作家の本を一冊も読んだことがない。というか存在すら知らなかった人が多い。今回受賞した青山七恵さんのことも全然知らなかった。
直木賞のノミネート作品もなんか地味なんだよなあ。唯一『失われた町』は読んだけど、これで直木賞取れるとは到底思えない。「受賞なし」というのも頷けるとは言え、やるからには何かしらを選べよなあとも思う。また、少なくとも1つは選ぶに足る作品をノミネートしろよなあとも思う。誰がノミネート作品決めてるのか知らないけどさ。