はじめての文学

現代日本の文学を代表する、個性豊かな作家十二名が、自作のなかから、
「とりあえず、これから」と選び抜いた中短篇の極上アンソロジーです。
それを若い読者にも読みやすいように、ふりがなを増やし、
大きな活字でゆったりと組み上げました。さらに軽快な装丁で、
文学をより親しみやすく──とにかく、どれをとってもおもしろい、
同じ時代を生きる作家たちの傑作、自信作ぞろいです。
もちろん、その作家をもっとよく知りたいという読者にとっても
興味の尽きないアンソロジーになっています。
なにしろ、はじめての読者に向けた作家の素顔とメッセージが感じられる
一冊一冊でもあるのですから。

初回配本分としてダブル村上が本屋に並んでいた。村上春樹のあとがきを読んだけど、どれを選ぶかは比較的すんなり決まったそうだ。確かに、『夜のくもざる』収録のショートショートもあるし、「踊る小人」なんかは取っつきやすいかもしれない(実は奥が深いんだけど)。これを読んだ小・中・高校生たちが村上春樹の良さを知ってくれると嬉しいな。

はじめての文学 村上春樹
はじめての文学 村上春樹村上 春樹

文藝春秋 2006-12-06
売り上げランキング : 289


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

はじめての文学 村上龍
はじめての文学 村上龍村上 龍

文藝春秋 2006-12-06
売り上げランキング : 8234


Amazonで詳しく見る
by G-Tools