ブルゴーニュ・ピノ・ノワール [2004] フィリップ・ヴァンサン・レシュノー

非常に競争率の高いACブルゴーニュです。ニュイ・サン・ジョルジュの3つの畑から収穫した葡萄を使用。樹齢は25年。100%樽発酵及び熟成ですが、新樽は未使用。清澄、ろ過もしていない。小ぶりなニュイ・サン・ジョルジュという感じで、果実味たっぷりのACブルです。果実味・酸味・味のバランスはこのクラスではパーフェクトといえます。甘草・カシスのアロマに始まり奥行きのある赤系果実香へと変化します。毎年人気が高く需要と供給が追いつかないワインです。

このワインはとても美味しかった。色は今まで飲んだ赤の中で一番薄い。香りは上にも書いてあるように非常に良い赤系果実香がする。抜栓直後はタンニンがややきつく感じられたが、飲んでいるうちにどんどん角が取れてまろやかになっていった。色は薄いんだけど、味が薄いわけではなくて、味わいのバランスがいい。メオ・カミュゼのブルゴーニュ・ルージュはかっちりとスクエアな感じがしたが、レシュノーのそれは絹ごし豆腐のような滑らかさがある。結構飲みやすいので、赤は苦手という人にはうってつけじゃないだろうか。やっぱりピノ・ノワールっていいなあと心底感じさせてくれた。


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