レイヤー・ケーキ ★★★☆☆ ユーロスペース

麻薬ディーラーとして着実な仕事をこなしてきた男XXXX。彼は、今のうちにこの裏社会から引退しようと決意。ボスからの2つの依頼を最後にしようとする。ひとつ目は裏社会の大御所エディの娘を捜し出すこと。そして、もうひとつは100万錠のエクスタシーを売りさばくこと。しかしエディの娘は見つからず、エクスタシーはワケありの品だと判明。命を狙われるハメに。全てはボスに仕掛けられた罠だと知ったXXXXは、ボス暗殺を謀るのだが・・。

上映時間:105分
監督:マシュー・ヴォーン
原作:J・J・コノリー
脚本:J・J・コノリー
出演:ダニエル・クレイグ 、コルム・ミーニイ 、ケネス・クラナム 、ジョージ・ハリス 、ジェイミー・フォアマン 、シネナ・ミラー、マイケル・ガンボン

正直言ってずっこける可能性も結構高いと思っていた。ところがどうして、なかなか楽しめた。ダニエル・クレイグは初めて見たけどカッコいいね。演技もうまいし。彼の作中での着こなしが良かったんだよなあ。ジーンズ+白シャツ+ジャケットとかジーンズ+グレーのTシャツ+黒の革のブルゾンとか、シンプルでカジュアルなんだけどそこはかとなく品もあってお洒落なんだよなあ。まあ、男前で体も鍛えてあるから似合うんだけど。
ダニエル・クレイグといえば、6代目のジェームズ・ボンドとして有名だ(金髪のボンドは初めてらしい)。この映画は2004年の映画で、新ジェームズ・ボンドの発表が2005年だから、発表の前に映画は完成していた。この映画を撮っているときに既にオファーがあったのかどうか分からないのだが、この映画の中で銃を持ってそれっぽい仕草をするときがあるんだよね。なんかニヤリとしてしまった。
例によって、騙して騙されての映画な訳だが、最後の最後でかなりひっくり返る。二転三転、四転五転くらいするからね。なかなか良かったよ、この映画。ダニエル・クレイグジェームズ・ボンドも楽しみだな。

【追記】

米男性ファッション誌エスクワイアが、最新号でベストドレッサー賞を発表し、新ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグがナンバーワンに選ばれた。

私の見立てもあながち間違ってなかったね。