袋小路の男(絲山秋子)★★★☆☆ 3/11読了

「あなた」とは指一本触れないままの12年間、袋小路に住む男にひたすら片思いを続ける女を描いた究極の純愛小説。川端康成文学賞受賞の表題作を含む3篇を収録した短篇集。『群像』掲載を単行本化。

「初」絲山秋子である。図書館で借りた。ああ、これは「究極の純愛小説」だったのか、知らなかった。こういうこと書くと怒られるんだろうけど、どうもこの表題作とそれの続編「小田切孝の言い分」に出てくる女性の顔が絲山秋子の顔になっちゃって、そのたんびに萎えるんだよな。あんまり作家には顔を出して欲しくないね。
3つ目の「アーリオ オーリオ」は四十近い男性とその姪っ子の話なので大丈夫だった。で、個人的にはこの「アーリオ オーリオ」が一番面白かった。
沖で待つ』は一応読んでみたいと思っているが、それ以外には特に食指は動かないな。それに、すぐ読み終わっちゃうからとても買う気にはなれない。図書館だな。

袋小路の男
袋小路の男絲山 秋子

講談社 2004-10-28
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