THE 有頂天ホテル ★★★☆☆ ワーナーマイカルみなとみらい

舞台は都内の高級ホテルの大晦日
ホテルで働く沢山の従業員達。総支配人、副支配人、アシスタント・マネージャー、客室係、ベルボーイ、表には見えない隠れたセクションで働く人々。パーティーのショーに出演するためにやって来る芸人達。そして様々な「訳あり」の宿泊客たち。
汚職議員、大物演歌歌手、コールガール、愛人に会いに来た会社社長、訳ありなフライトアテンダント、副支配人の別れた妻・・。その夜、彼らに降りかかった信じられないような災難と奇跡。迷路のようなホテルの中で、それぞれの物語が同時進行で進んでいきます。そして物語は、クライマックスのカウントダウンパーティーへ。

上映時間:136分
監督:三谷幸喜
脚本:三谷幸喜
出演:役所広司松たか子佐藤浩市香取慎吾篠原涼子生瀬勝久戸田恵子オダギリジョー麻生久美子、YOU、角野卓造浅野和之近藤芳正寺島進川平慈英梶原善石井正則堀内敬子原田美枝子唐沢寿明津川雅彦伊東四朗西田敏行

さすがにちょっと期待が大きすぎたかな。総花的で予定調和的だった。有り体に言えば、可もなし不可もなし。ただ、これだけの豪華なキャスティングはなかなか見られるものじゃない。
麻生久美子は思ったよりも出番が多かったね。麻生久美子ファンの私としては嬉しかった。オダギリジョーもあの役は面白かった。生瀬には本当はもっとはじけて欲しかったなあ(私の中の生瀬はいつも『マンガの夜』の生瀬なのだ)。唐沢は出番が少なすぎてあの頭が生かし切れなかったな。原田美枝子はかわいかったなあ。なんか最近年上のちょっとチャーミング(死語?)な女性に目が行くんだよなあ。年か俺も。

前売り券が売り切れてしまっていたので、今回初めてワーナーの「e席リザーブ」というシステムを利用してチケットを買った。シネコンでは座席まで指定してチケットを買えるようになっているが、それを自宅のパソコンで行えるのだ。手順に従って進めていくと、席を指定する画面になり、まずは大きく区割りしたゾーンを選択する。そうすると、そのゾーン内で空いている席を3つほどピックアップしてくれる。そこで気に入った席があればそれを選ぶし、気に入らなければまた別のゾーンも選択できる。そうやってかなりいい席を買えた。値段は通常料金1,800円の100円増しで1,900円。前売り1,500円に比べると400円高いが、混むのが確実の映画の場合なら利用する価値はある。それと特筆すべきは、発券を映画館の専用の端末で行えることなのだ。通常の窓口に長蛇の列が出来ているのを尻目に、クレジットカードをスラッシュするだけで簡単に発券できる。これは素晴らしい。ただ、ワールドポーターズって駅から結構遠いんだよな。これには毎度閉口する。