浅田真央トリノ五輪問題

五輪に出られない真央に同情論が広がった。小泉純一郎首相、安倍晋三官房長官ら政府首脳が19日、フィギュアスケートのGPファイナルで優勝した浅田真央(15=グランプリ東海ク)が、年齢制限によりトリノ五輪に出場できないことを惜しんだ。日本スケート連盟には国際スケート連盟への働きかけを求める電話やメールが殺到。天才少女の演技は日本中に波紋を広げている。

今朝の朝日の社説(!)でも、「なぜ出られないのか」的な論調で取り上げられていた。何でこんなに「日本中に波紋を広げている」のかがよく分からない。そういう決まりだったことはずっと前から判っていたことじゃないか。15歳という年齢制限自体がどうなんだという議論はこれからしなければならなくなるかもしれないが、とりあえず現時点ではそういう制限なんだから安易に特例を認めるのは間違っている。こんなことでいちいち特例を認めていたら、世の中のルールというルールがみんな揺らいで来ちゃうよ。例は悪いかもしれないが、自動車の免許をなんで17歳で取っちゃダメなのか、なんで19歳からお酒を飲んじゃダメなのかなんて言い出したらキリがない。
先にも書いたが、もしGPファイナルの表彰台を15歳未満の選手が独占したりしたら、15歳という年齢制限自体を考え直す必要があるだろう。しかし、浅田真央ただ一人のために今ルールを曲げるべきではないと私は思うし、国際スケート連盟の判断は至極妥当であり当然だと思う。