秩父宮、バナリパ、そしてビストロタッキー

ラグビートップリーグ開幕戦。バドミントンの練習とかぶってしまったが、今回はラグビーを選んだ。通常は2時からなのだが、2試合やるので第1試合は1時からである。12時20分くらいに外苑前に到着。指定席だからもう少し遅くてもよかったかも。外苑前で買うとどこも混んでいるので昼飯用のサンドイッチは戸塚で買っておいた。お茶だけを自販機で購入。それとカンタベリーショップで折りたたみクッション(735円)を購入。前から買おうかどうしようか迷っていたのだが、結局買うことにした。
ラグビー場に入ると、各チームのテントがあってグッズを盛んに売っていた。座席はメインSSの前から7列目の1番。座ったときにはまだ周りに人はあまりいなかったのだが、時間が経つにつれ、東芝の帽子をかぶったおじさん(ときどきおばさん)が続々とやってきた。どうやら前から7列目までは関係者席だったのだ。その一番端っこだけなぜか一般に売り出したようだ。メインS席にも東芝の帽子をかぶった人たちは結構いるので、どうやらメインSSの人たちは東芝の偉いさん(とその奥さん)のようだ。東芝のスタッフが世話役として一人常駐していたし、試合の途中でアイスコーヒー(近くのコーヒーショップで買ってきたと思われるもの)の差し入れがあったことからも役員レベルの人たちではないかと推測される。そんな加齢臭漂うおじさんたちに囲まれての観戦になってしまった。つくづく自分が神戸ファンじゃなくてよかったと思ったよ。試合が終わると上の方で観ていた薫田監督がグラウンドに下りる途中で私の周りのおじさんたちに挨拶をしていた。
2試合目はクボタの関係者席になった。今度はおじさんおばさんたちではなく、リザーブにも入っていないクボタの選手たちが私の周りに座った。前にも関係者席の近くに座ったことがあるのだが、彼らは一様に高そうな腕時計をしていたりして妙に格好つけてるんだよな(まあいいんだけど)。話を聞いていると、試合のあとの飲み会の相談なんかをしていた。飲み会の相談より、試合に出ること考えろよ(まあいいんだけど)。
行きは湘南新宿ラインで渋谷まで来たのだが、帰りは東横線でみなとみらいへ。バナリパへ行く前にまずカンペールトゥモローランドをチェック。カンペールは特に気になるものはなし。トゥモローランドでは良さそうなボタンダウンのシャツを発見したが、そのあとにバナリパに行くからとりあえずは買わない。で、バナリパだが、ランドマークのどこにあるのかなと思ったら、GAPのあったところだった。よく考えれば当たり前だ。店内は俯瞰したときに長方形が3つあるようになっていて、一番手前の長方形の部屋がカジュアルで奥に行くほどフォーマルというかビジネスになっていく。そして長方形の右側がメンズで左側レディースになっている。価格はそれほど高くないのだが、店内は妙に高級感がある。客の方も、俺って(私って)ちょっとお洒落でしょ、というような人たちが多かった。セットアップスーツ、カットソー、アーガイルのニットなど、気になるものはいくつかあった。だけど、アーガイルのニットを買ったとして、同じものを来ている人に会っちゃったら嫌だろうな。全体的にはなかなか好印象だけど、どうしてもバナリパじゃなきゃダメって感じでもないな。
その後はあるところに寄ってから地元のビストロタッキーへ。結構人気があるので入れない可能性もあるなと思っていたが、入れてよかった。前回はコースを頼んだので今回はアラカルトにした。飲み物は黒ビールの生(350円)。前菜はオススメボードに載っていた「生ハムとカマンベールの盛り合わせ」と通常のメニューに載っていた牛肉のカルパッチョのどちらにするかで迷ったが、本を読みながら食べたかったので前者(1,200円)にした。メインはオーソドックスに牛フィレ肉のポワレ(1,800円)にし、パン(150円)も注文した。前菜は生ハムとカマンベールを切って盛ってあるだけだが、オリーブを半分に切ったものが散らしてあり、カマンベールにはベリー系のソースがちょっとかかっている。そしてブルスケッタが付いている。なんだ、付いてないと思ったからパンも頼んだのに。店の人も一言いってくれればいいのにな。まあ、結局は付いてきたブルスケッタだけじゃ足りなかったからパンも頼んで正解だったんだけど。味はまずまずだけど、やっぱりちゃんと調理してあるものじゃないと実力がわからない。ビールをお代わりして、いよいよメイン。ソースはクリーム系で結構濃い味。私は濃い味が好きだからいいけど、そうじゃない人にはちょっと濃すぎるかも。付け合わせの野菜は前回同様非常に豊富。ただ、前回とほぼ(全く?)一緒なんだよな。肉はとても柔らかくて、焼き加減も問題なし(そう言えば焼き加減をどうするかは訊かれなかったな)。デザートとコーヒーをどうしようかなと思ったが、時間も結構遅くなっていたし、コーヒーは家でも飲めるのでやめにした。食べてるときにはちょうど注文が切れたからか、シェフは奥に引っ込んでいたのだが、私の前の人が帰るときや私が帰るときにもちゃんと出てきて挨拶をしていた。こういうところは好感が持てる。しめて3,850円だった。これだけ食べて飲んでこの値段なら安いね。とくにビールが安い。そんなにタンブラーも小さくないのに一杯350円だもんな。前回コース、今回アラカルトを頼んでだいたいどんな料理があるのかどんな味付けなのかは分かった。結局感想は前回と同じで、びっくりするほど美味しくはないけど、こんな変な場所にある割には美味しいし、いい店だということになるかな。