京都旅行3日目

2日目同様に朝食に部屋でパンを食べてから、チェックアウトして荷物を預けて出発。九条駅から烏丸御池駅へ。そこから歩いて二条城へ。初日、2日目と天気がイマイチだったが、最終日にしてようやく好天に恵まれ、気温も上がってきた。二条城は修学旅行のときに外から見たことは確かあったが、中に入るのは初めて。唐門は壮麗だったね。

f:id:kane_katu:20200217004730j:plainf:id:kane_katu:20200217004734j:plain

二の丸御殿内の狩野派の襖絵の数々はすごかったねえ。美術館の特別展でもここまで集まらないよなあ。しかも人が少なかったので、ゆっくり観ることができた。二の丸庭園も見事だった。

f:id:kane_katu:20200217004738j:plainf:id:kane_katu:20200217004742j:plain

本丸御殿が工事中だったのは残念。天守閣跡からは梅園も見下ろせた。

f:id:kane_katu:20200217004745j:plainf:id:kane_katu:20200217004749j:plain

時計回りにぐるっと歩いて、最後に障壁画展示収蔵館で障壁画の原画も観た。ここは小ぢんまりしていて展示品は少ない。ただ、ここもほとんど人がいなかったので、じっくり観られた。
行く前は、いまさら二条城って気もしていたが、行って本当に良かった。

二条城前駅から東山まで電車に乗って、そこから祇園へ。昼食は権兵衛で食べて、いづ重で夕食用のお寿司を購入。
そこから妻の希望で加加阿365へ。ここで妻がお土産を購入。次は私の希望の竹笹堂へ。歩き疲れてしまったので、一駅電車に乗って四条駅から歩いた。細い路地の先の分かりにくいところにあった。しかも入り口の戸がとても小さくて、かなり屈まないと中に入れなかった。店内は座敷になっていて靴を脱いで上がる。目当てはブックカバーだったのだが、ハンカチも良さそうだったので購入。今もう使っているのだが、この今治タオルのハンカチが吸水性がよくてとても使い心地がいい。1枚だけじゃなくて2、3枚買えばよかった。結局買ったのは「ブックカバー 雪の日」と「MOKUHAN 今治タオル タオルハンカチ つばめ五線譜」。

f:id:kane_katu:20200217004753j:plainf:id:kane_katu:20200217004756j:plain

といったあたりで帰る時間が近い。京都駅に戻って新幹線チケットを発券してからホテルに戻って荷物を受け取ってまた京都駅へ。妻が551の肉まんが食べたいということで、並んで買って帰りの新幹線で食べた。

f:id:kane_katu:20200217004800j:plain

当初は新横浜のラーメン博物館でラーメンを食べて帰るという案もあったのだが、そこまですると疲れそうなので、いづ重でお寿司を買って帰った次第。買ったのは稲荷寿司と上箱寿司。見た目も綺麗だし、美味しかったね。ただ、お昼に権兵衛じゃなくて、いづ重に行って、蒸し寿司を食べるって手もあったんだよな。まあ、それはまたいずれかな。

f:id:kane_katu:20200217004803j:plainf:id:kane_katu:20200217004807j:plain

Lanka(ディナー)

澄吉に続いてLankaにも再訪。まずはグラスのシャンパーニュ。そしてグジェール。

f:id:kane_katu:20200210181826j:plainf:id:kane_katu:20200210182241j:plain

2人なら前菜2品、メイン1品くらいが丁度いいとのことで、メインで魚も肉も食べたかったのだが、それは諦めた。というわけで、最初は鯖と里芋のテリーヌ。定番の組み合わせだが、鯖感強めで美味しかった。例によって、ワインはグラスで合わせてもらった。

f:id:kane_katu:20200210183938j:plainf:id:kane_katu:20200210184006j:plain

次はシャルキュトリの盛り合わせ。パンも欲しくなったのでパンも追加。シャルキュトリの盛り合わせはちょっとあっさり目だったかな。美味しかったけど。

f:id:kane_katu:20200210185757j:plainf:id:kane_katu:20200210185957j:plain
f:id:kane_katu:20200210191026j:plainf:id:kane_katu:20200210192626j:plain

メインは羊のロースト。付け合わせの野菜も含めて、これはなかなかに美味しかった。
赤ワインは濃い目のを2杯。

f:id:kane_katu:20200210194605j:plainf:id:kane_katu:20200210194000j:plain
f:id:kane_katu:20200210195921j:plain

もっと飲みたかったので、食後にチーズの盛り合わせも頼んだ(写真撮り忘れ)。ミモレットとウォッシュとブルーで、蜂蜜とパン(ベリーやナッツ入り)も付いてきた。
ワインはまずは甘め。さらに相談して、オー・ド・ヴィー。その時の候補にもあった酢酸系のワインも味見させてもらったところこれが美味い。結局、1杯ちゃんと注いでもらった。それが、ローラン・バーンワルトのトライ・オクスというワイン。アルザスの造り手で、なんでもこのワインは本来は辛口用のピノ・グリを摘む区画なのに一部に貴腐が付いた為、その凝縮した葡萄のみを使って発酵させたものらしい。飲み始めは酢酸のような酸っぱさがあるのに飲み終わりに甘みが来る。実に不思議で面白くて美味しいワインだった。これを飲めただけでも来た甲斐があったな。

f:id:kane_katu:20200210202600j:plainf:id:kane_katu:20200210203841j:plain
f:id:kane_katu:20200210204058j:plain

Lankaは1フロアでそれほど広くないので、ソムリエの人の目が行き届く。グラスワインのチョイスも素晴らしいし、料理も美味しい。これで2回目だけど、気が済んだとはとてもならず、何度でも行きたいね。

蓮月茶や(ランチ)

ベタといえばベタだが、京都なので豆腐料理も食べたかった。というわけで、知恩院近くのこちらのお店を予約した。
店内は小部屋に分かれていて襖がしまっているので、全容はよく分からない。そのうちの1つの部屋に案内される。座敷なので靴を脱いで上がるが、畳の上にテーブルと椅子が配置されている。ちょっと不思議な造りだった。
事前に「とうふ料理コース」を予約しておいたが、基本的にはこのコース1本のようだ。最初のお盆には梅酒、生麩のしぐれ煮、滝川豆富、かにみそ豆富が載ってきた。そして、湯豆腐の鍋もセットしてくれた。ちょうど色々食べた後くらいにいい塩梅になるのだろう。

f:id:kane_katu:20200210113226j:plain

温かい料理は後からやってくる。まず生麩田楽が来た。お酒は頼まないつもりだったのだが、寒かったのと料理が日本酒に合いそうだったので、熱燗を1本注文した。

f:id:kane_katu:20200210113457j:plainf:id:kane_katu:20200210113505j:plain

続けて、豆富グラタン、ゆば煮と高野豆富。グラタンはシンプルだけど美味しかったな。

f:id:kane_katu:20200210114643j:plainf:id:kane_katu:20200210115954j:plain

そして、いよいよ湯豆腐。湯豆腐ってずいぶん久しぶりに食べたな。湯葉も美味しかった。最後に御飯、香の物、デザート。

f:id:kane_katu:20200210113233j:plainf:id:kane_katu:20200210121153j:plain

一品一品は少量なんだけど、最終的にはお腹いっぱいになったし、どれも美味しかった。落ち着いたいい店でした。

京都旅行2日目

部屋で前日に買っておいたプチメックのパンを食べて、9時頃に出発。九条駅から四条駅へ。そこから四条通祇園方面へ歩いて、まずは八坂神社へ。冬の朝の澄んだ空気が清々しい。

f:id:kane_katu:20200217002400j:plainf:id:kane_katu:20200217002405j:plain

八坂神社を突き抜けて知恩院へ。今回の旅の目的の1つがこの三門。現存する日本の三門のなかでも最大規模というだけあって、圧倒的な威容だった。御影堂は工事中だったが、幸いなことに外側はほぼ完成していた。

f:id:kane_katu:20200217002409j:plainf:id:kane_katu:20200217002413j:plain

ゆく年くる年」の除夜の鐘でよく見る大鐘も本当に大きかった。

f:id:kane_katu:20200217002417j:plainf:id:kane_katu:20200217002422j:plain

次に有料の方丈庭園へ。拝観コース内の大方丈展示ブースに鴬張りの廊下や抜け雀の襖絵などの「七不思議」がある。この狩野信政が描いた襖絵は落語の抜け雀の元になったらしい。展示ブースは靴を脱いで見て回るのだが、スリッパがなかったので、足が冷たかったなあ。見終わると、また靴を履いて庭園へ。それほど広い庭園ではないのだが、なかなか綺麗な庭園だった。

f:id:kane_katu:20200217002427j:plainf:id:kane_katu:20200217002432j:plain

昼食は予約しておいた「蓮月茶や」にて、とうふ料理コース。

f:id:kane_katu:20200217002528j:plain

食べ終わって外に出ると雨がパラパラ降っている。最初は傘を差すほどではなかったのだが、途中からは差さざるを得なくなってしまった。京阪線三条駅まで歩いて、そこから出町柳まで。せっかくなので、鴨川デルタの飛び石を渡って、同志社大学へ。中には入れなそうな感じだったので、外から眺めつつ相国寺へ。

f:id:kane_katu:20200217004700j:plainf:id:kane_katu:20200217004703j:plain

相国寺自体はちょっとあっけない感じ。ただ、真の目的は相国寺内の承天閣美術館なのだ。靴を脱いで入るようになっていて、荷物もロッカーに預けた。現在の企画展は「茶の湯 禅と数寄」だが、私のお目当ては伊藤若冲。「鹿苑寺大書院障壁画 月夜芭蕉図」と「葡萄小禽図」が展示されていた。以前に観た上野での若冲展は大混雑だったが、ここではガラガラの美術館で間近でじっくり鑑賞することができた。全体的に展示品が充実していて、なかなかいい美術館だった。お土産に竹の栞を購入。絵柄は「葡萄小禽図」。

f:id:kane_katu:20200217004708j:plain

そこからは京都御所の西側を南下。途中に虎屋があったので、妻にバレンタイン用のチョコ羊羹を買ってもらった。
そして護王神社へ。ここは足腰の守護神らしい。妻の両親用のお守りを購入。私もバドミントンで足腰を痛めないようにとお参りしておいた。

f:id:kane_katu:20200217004712j:plainf:id:kane_katu:20200217004716j:plain

京都御所内に入って、中を散策。とにかく広いね。樹齢何年なんだという大きな木がたくさんあった。

f:id:kane_katu:20200217004721j:plain

京都御所の南東の角まで行ってから南下。途中の豊松堂で妻がお土産の飴を購入。それほど高い飴を買ったわけでもないのだが、おまけの飴もくれた。三月書房は定休日。後から知ったが、5月の連休明けにも店頭販売を終えるらしい。
同じ通りにあるグランディール御池店で翌日の朝食用のパンを購入。くたびれたので、京都市役所前の地下街で休憩。前回もここで休んだんだよな。
一休みしたあとは、本能寺の前を通って、寺町京極を冷やかして錦市場へ。伊藤若冲の実家が錦市場の青物問屋だったということで、錦市場内のお店のシャッターには若冲の絵が描かれていた。コロナウイルスのせいなのか、今回の京都では全体的に外国人の観光客が少なかったが、錦市場にはたくさんいたね。家用のお土産に千枚漬けとゴボウの漬物を購入。新京極では娘用に八つ橋も購入。

f:id:kane_katu:20200217004725j:plain

夕食はLankaにて。食べ終わって、四条駅まで歩いて、地下鉄に乗ってホテルへ帰った。

澄吉(ディナー)

澄吉にはいつかまた行きたいと思っていたが、こんなに早く再訪できるとは思っていなかった。ただ、席が2階になってしまったのが痛かった。圧倒的に1階の方がいいんだよな。まあ、仕方がない。
最初はグラスのスパークリング。突き出しは粕汁。冷えた身体には嬉しかった。

f:id:kane_katu:20200209172937j:plainf:id:kane_katu:20200209173002j:plain

最初は、おばんざいお任せ三種。どれも美味しい。そして、京都菜の花と蒸したこの酢みそ。こういうのがいちいち美味しいんだよな。

f:id:kane_katu:20200209173747j:plainf:id:kane_katu:20200209175744j:plain

ワインは、椀子シャルドネ&ソーヴィニョン。そして、お造り盛り合わせ(島根寒ぶり、三重よこわ、福井黒たい)。黒たいはレモンと塩でカルパッチョっぽく食べるのが美味しかったな。

f:id:kane_katu:20200209175915j:plainf:id:kane_katu:20200209180453j:plain

次のワインは、くらむぼん樽甲州。料理は京都赤地鶏と紅菜苔のガーリックバター炒め。紅菜苔って初めて食べた。

f:id:kane_katu:20200209180852j:plainf:id:kane_katu:20200209183656j:plain

次は赤2種類。なんでもシャトー・メルシャンの方が店に来ているということで、ソムリエ個人蔵の穂坂マスカット・ベーリーAの2012を開けたらしい。これは美味しかったね。さらにもう1杯は「わ Wa Yawata Rouge」。

f:id:kane_katu:20200209185211j:plainf:id:kane_katu:20200209190645j:plain

前回は1階だったので、2階は初めて上がったが、壁がなかなかオシャレなことになっていた。
〆に鳥取紅ずわいかにと玄琢葱の焼めし。これは抜群に美味かった。

f:id:kane_katu:20200209192243j:plainf:id:kane_katu:20200209192828j:plain

今回は2階だったので、次々とワインを注いでもらうという感じにならなかったのは残念だったが、2階は2階で落ち着くといえば落ち着く。そしてやっぱり料理が美味いね。また行きたい。

京都旅行1日目

娘が友達と長崎方面に旅行に行くというので、私は妻と京都に行くことにした。去年のGWに行きそびれたところがあるし、澄吉とLankaも再訪したかった。

f:id:kane_katu:20200217002305j:plainf:id:kane_katu:20200217002309j:plain

前回泊まったホテル京阪のポイントがあったので、またホテル京阪に泊まることにしたが、今回は八条口の方。こちらには大浴場があるのだ。やはり冬は大浴場があるとありがたい。その代わり京都駅からは5分ほど歩く。
新横浜を11時過ぎくらいに出て、13時過ぎくらいに京都着。京都は小雪がちらついていた。ホテルに荷物を預けてから、ホテル最寄りの九条駅へ。そこから地下鉄烏丸線今出川駅まで。最初に行ったのが晴明神社安倍晴明をまつる神社ということだが、かなり小ぢんまりとしていた。

f:id:kane_katu:20200217002313j:plainf:id:kane_katu:20200217002316j:plain

次はプチメック今出川店で明日の朝食のパンを購入。ここはイートインもあった。

f:id:kane_katu:20200217002320j:plain

そして、この日の目的地である北野天満宮へ。ここは全国の天満宮の総本社で、梅が有名なのだ。宮内はそこかしこに梅の木があり、そこそこ咲いていた。

f:id:kane_katu:20200217002324j:plainf:id:kane_katu:20200217002328j:plain
f:id:kane_katu:20200217002339j:plainf:id:kane_katu:20200217002343j:plain

さらにちゃんとした梅苑もある。有料だが、菓子とお茶が付く。このとき結構雪が降ってきてしまったので、茶店で梅を見ながら一休み。梅昆布茶がしょっぱくて美味しかった。雪が小降りになったところで、梅苑本体を散策。まだ咲いているのは一部だが、全部咲いたらすごいだろうなという本数だった。

f:id:kane_katu:20200217002346j:plainf:id:kane_katu:20200217002352j:plain

夕食は澄吉に17時半の予約。時間があるので歩いて向かうことにした。途中で「町家古本はんのき」に立ち寄った。といっても、かなり分かりにくところにあり、地図を見ていても迷った。靴を脱いで上がるようになっていたのだが、そこまでではないかなと、かる~く見て辞去した。

f:id:kane_katu:20200217002356j:plain

そこから、二条城のへりを歩いて(二条城の周りを走っている人が結構いた)、澄吉の方へ。ちょっと時間があったので、京都国際マンガミュージアムのショップを冷やかしてから澄吉へ。北野天満宮からだから、結構歩いたね。
食べ終わってからホテルに戻ってチェックイン。カウンターの前に大きなモニターがあって、自分で入力するシステムになっている。部屋のカードをもらって、中に入るのだが、カードをかざさないと宿泊スペースに入れないし、エレベーターもカードをかざさないと自分の泊まるフロアのボタンが押せないようになっている。さらに大浴場もカードがないと入れない。もちろん温泉ではないけど、やっぱり広い風呂はいいね。ドライヤーがダイソンだった。

チンクエ・カミーニ・アレテイア 2016

「パーネヴィーノ以来の衝撃!」と太田さんが絶賛するカラブリアの造り手、チンクエ・カミーニ。独学で自然な栽培と醸造を追求する、オッターヴィオ・サッマーロのワインです。
土着品種マリオッコ100%で造られるアレテイアは、ジューシーで肉厚な果実味が美味しいワインです!たっぷりとしていながら細やかなタンニンと優しい酸が寄り添って、葡萄の力強さを自然な調和のなかに表現しています。カラブリアの大地と太陽の豊かな力を伝えるワインです。チンクエ・カミーニ、まずはこのワインから!
~輸入元資料より~
マリオッコ100%。アレテイアはギリシャ語で真実を意味する言葉。ラテン語の有名な慣用句“in vino veritas”(直訳すると“酒の中に真実あり”で、酒は本性を表すというのが裏の意味になります)から取った名前。

いのししやにて購入。マリオッコ種を飲むのは多分初めて。とても色が濃くて結構タンニンがある。さすがに濃すぎて、ちょっと苦手な部類だったな。

f:id:kane_katu:20200209005241j:plain